【コブスくんの使えそうな仕事術】もらったはいいけど、あまりうれしくなかった年賀状とは!?
このシーズン、ひそかに楽しみな「年賀状」。
仕事・プライベートとさまざまな方々から届いた年賀状をコタツで眺めるのも幸せなもの。でも、なかには「この年賀状はちょっと……」と思わず絶句してしまう年賀状もありませんか?面と向かっては言えないけれど、こっそりここでつぶやいてみようというわけで、もらって嫌だった年賀状を紹介します。
■「様」が抜けている年賀状が届いた。わざとではないのだろうけど、がっかりした。(29歳/銀行員/女性)
まずはおっちょこちょいにも「様」が抜けている年賀状。ちなみにこの方の母親は国語の先生だったそうで、そんな日本語も書けないような人とは付き合わないように、と言われてしまったのだとか。うっかりなだけに、悔やみきれない結果に。
■カップルの幸せそうなプリクラ写真が年賀状に張ってあるとむしずが走る(27歳/美容師/女性)
これは皆さまも経験があるのでは。「結婚しました」や、「子どもが生まれました」ならともかく、何も報告事のないカップルの写真を載せられてしまうと「幸せそうですね(怒)」と負の感情しか出てきません。自分が幸せなのは分かりますが、あまり見せびらかさないようにしたいですね。
■メッセージが書いていないものが送られてきたときはちょっと寂しかった(25歳/ショップ店員/女性)
いかにもコンビニで買ったような図柄の年賀状を、メッセージもなく住所だけ書かれていただけだったとか。年賀状を送ってくれるのは嬉しいけど、せめて一筆を書き添えてくれれば良かったのに。
■親の知らないような恥ずかしい内容のメッセージが書かれていた。年賀状はどうしても親子で見るのでそういうのはやめてほしい(25歳/ショップ店員/女性)
何が書かれてあったのかすごく気になりますが、確かに年賀状はいくら個人あてとは言え家族の目に入るもの。あまりにも個人的なメッセージはよくないかもしれません。
笑ってしまう反面「ひょっとしたら自分の年賀状ももらって嫌だと思われているかも」と不安になった人も多いはず。かくいう私もその1人でした。今から“年賀状のお返し”を書く方々のために、良い年賀状の書き方をフリーライターで手紙愛好家のむらかみかずこ先生に聞いてみました!
「年賀状は相手へ一度にたくさん届くからこそ、型どおりのものでは印象に残りづらくなってしまいます。余白にたった1行、手書きでメッセージを書き添えるだけで『あたたかみ』や『丁寧さ』をアピールできますよ」(むらかみかずこ先生)
手書きだからこそ、得られる効果は大きい様子。
■「上司・先輩」編
「『今年はマラソン大会に出場します!』や『-5キロダイエットに挑戦します!』など、今年の抱負を書いてみてはいかがでしょうか。フレッシュ感や意気込みだけでなく、年明けに話す話題の1つにもなりますよ」
休暇明け、上司や先輩との会話に困らない……、それって結構便利かも!
■「後輩」編
「『よい1年になりますように』、『今年も一緒に頑張ろう』など、相手を応援するフレーズを添えるのもオススメです。また『お互いに、よい1年になるといいね』など、願掛けのフレーズも喜ばれます」
新年早々、先輩からの応援フレーズがあると、後輩としても心強いというもの。頼りがいある先輩度アップ!
■「しばらく会っていない人」編
「『お久しぶりです』、『ごぶさたしております』などのほかに、『お元気ですか?』、『お変わりありませんか?』といった相手を気遣うフレーズを添えましょう。
また、『念願の○○資格が取れました!』、『彼女ができました!』など、近況報告も含めた旧年中のトピックを書くとしばらく会っていない相手の記憶にも残りやすくなりますよ」
難しく考えると、ペンを持つ手がついつい止まってしまいがちに。シンプルな言葉で短くまとめるほうが、「相変わらずだな」、「どうしているのかな?」と、親しみを感じてもらいやすいのだとか。
最後に「とにかく、楽しみながら書いてください」とむらかみ先生。事務的になりがちですが、自分らしく楽しむと、相手との心の距離が縮まるそうです!
確かに、形式張ったものよりは、ちょっと変なメッセージが届いたほうが、それはそれでなんだか愛らしく思えますよね。1年後ですが、来年こそは素晴らしい年賀状を書きましょう!
(吉住夏樹/プレスラボ)
【関連リンク】
むらかみかずこのほんのり楽しむ手紙時間
むらかみ先生のオフィシャルブログ。読んでいるだけで、いいフレーズを思いつきそうです!
『できる大人の“一筆添える”技術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
村上先生のご著書。「できる大人」を目指す人は要チェック!
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