【雑学キング!】「天才は1%のひらめきと99%の努力」は大うそ!? 名言の誤解
【名言】――それは時に新しいことにチャレンジする勇気をくれ、時には不甲斐ない自分を叱ってくれる心の栄養剤。誰しも一つぐらい好きな名言はありますよね。でもちょっと待ってください! その名言はひょっとしたら発言者の意図を間違えて我々が使用しているものもあるかもしれません! 世の中には誤解されている名言がたくさんあるんです。本日はその一部をご紹介させて頂きます。
■天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず(福沢諭吉)
ご存知、1万円札と慶應義塾で有名な福沢諭吉の名言です。「人はみな平等である」ということを説いた素晴らしい言葉ですね。勝ち組だ、負け組だ、と騒がしい現代にぴったりの名言ではないでしょうか?……そう思ってた時期が僕にもありました。でも実はこれ、後にこんな言葉が続いていたんです。
(※斜線部原文より引用)
されども今、広くこの人間世界を見渡すに、賢き人あり、愚かなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様、雲と泥との相違あるに似たるはなんぞや。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。「学問のすゝめ」