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【コブスくんの使えそうな仕事術】たまった本を片付けたい! 3日間の集中速読講座に潜入してきた

マイナビニュース

5分や10分で本を読み終えることができたら……。かつて学生だったころ、試験前に何度熱望したことでしょう。雑誌に載っている『たった3時間で驚きの学習効果!』などといったあおり文句に心を揺さぶられたことも数知れず。できるようになれば嬉しいけれど、どうせ選ばれし者にしかできない神業なんでしょ、とついついひねくれた目で見てしまう『速読』。本当にそんな神業ができるようになるのか、ライターの朝井が3日間の集中速読講座に潜入してきました。

ちなみに、ライターという職業柄、活字には慣れていそうなイメージを持たれるかもしれませんが、読むのが遅いことには定評がある私。新書やビジネス書、純文学などのお堅い系は一切受け付けず、児童書か話題の小説くらいしか読みません。新聞もまったく読まないのはここだけの秘密(社会人の悪い例)。
こんな私でも、果たして速読ができるようになるのか。夢の1冊10分を達成できるのでしょうか。


行ってきたのは「SRR速読教室」の『3日間集中ビジネス速読講座』。取材の何週間も前から講師の寺田昌嗣先生に、「正直、3日間本当にキツいですが、大丈夫ですか?」と何度もやんわり脅されます。受講生の98%が速読をマスターするだけあり、3日間朝から晩までみっちり詰まったプログラムは、体育会系と言われているのだとか。

■講座1カ月前
なんと、講座が始まる1カ月前から、受講予定者全員に宿題(予習)が課せられます。必須ではありませんが、予習をしておいた方が、講座での飲み込みがよくなるのです。

■講座1日目
そして講座当日。
結局私は当日までまったく予習をせず、事前に配られていたテキストを1ページも開かず、丸腰で臨んでしまいました。こんなことでいいのか、先が思いやられます(が、受講生の半分くらいは私と同じく、予習ゼロで臨んでいたようです)。

まずは、講座開始前に、1分で何ページ読めるか、今現在の読書スピードを測ってみました。私は1分で2ページ。だいたい2時間で1冊(240ページ)のペース。凡人です。

そして、いよいよ講座開始。1日目は実際の本は使わず、紙に書かれた黒い点を目で追う、“目の動かし方"の訓練に終始します。
指定されたテンポに合わせて黒い点を目で追いかけることで、本の文字を速いスピードで追うための下地作りをするわけです。先生の雑談を交えつつも、これが延々朝9時から17時まで続きます。静かに机に座り続けるのは何年ぶりでしょう。ただ座っているだけでも相当の苦行です。そして、朝から晩まで講座でもまれたあとはぐいっとビールでも、といきたいところですが、なんと講座中は毎日1時間分の宿題が出るのです。なんという体育会ぶり。

■講座2日目
2日目は、前半で1日目と同じ“目の動かし方"の訓練。後半からいよいよ実際に本を使って、指定のスピードで速読してみます。
“本を読もう・内容を理解しよう"としてしまい、速度が遅くなりがちですが、“読もう"という気持ちを一切捨て、速く字面を追うことに焦点をあてます。

■講座3日目
最終日はひたすら本を速く読み、かつ、理解の精度を上げる訓練です。内容を理解しようとしすぎたら読むペースは遅くなり、速く読もうとしすぎたら単に字面を追うだけで理解が追いつかない。どのバランスでコントロールするのが一番いいのか、これは講座を3日間受けて初めてつかむことができます。

講座修了後、私が達成できた速度は1分に15ページ。受講前の段階では、1分に2ページだったため、なんと7倍以上もスピードアップすることができました!もちろん、単に速く読んでいるのでなく、本の内容もしっかり理解できてこのスピードです。

3日間の講座の中で、悩むポイントは人それぞれ。最も多く見られるのは、『速読ができる、1冊10分で読めるなんて、信じられない!できるはずがない!』とできない思いこみをして、自分にブロックをかけてしまうパターンだとか。
確かに、普通なら1時間や2時間かかる本を、天才でもなんでもない凡人の自分が10分で読み終わるわけがないと思ってしまうのが自然な反応。でも、その“(できないという)思いこみ"こそが、速読習得の最大の敵なのだそう。

(講座終了)

――先生、3日間ありがとうございました。私は“できない!無理に決まってる!"という思い込みはあまりなかったけれど、集中力がないのなんの。講座中に何度も集中が途切れました。

寺田昌嗣先生(以下、寺田)「思い込みの壁に苦しまないのは、楽観的な性格ですね。朝井さん、B型でしょう?」

――いえ、B型ではないのですが、それよく言われます……。受講生の血液型ってそんなに分かるものなんですか?

寺田「あら、B型じゃないの!意外だなぁ。
血液型は、受講姿勢を見てると結構当たるんですよ。ともあれ、3日間お疲れさまでした。朝井さんは最終的に1分に15ページ読むことができていましたから、じゅうぶん問題ないレベルに達したと思います。この3日間はあくまで技術をつかむベース作りにすぎません。ここで得た技術を、完全にモノにするには、これから自宅でも速読の訓練を続けてください。スポーツと同じで、何度も続けてやっとモノにできるものなのです。私からも10日間、宿題をお出ししますね」

――はい!今後も頑張ります!

と、元気よくお返事をしたというのに、速読教室が終わった直後仕事に忙殺された私は、宿題を10日分もためにためてしまいました(悪いお手本)。本当の体育会系だったら、校庭100周を言い渡されてるところです。
慌てて今から(いまさら)やろうとしているわけですが、寺田先生なら許してくれるはず!そう、この講座のいいところは、3日間の講座だけでなく、その後のサポート(無料)がしっかりしている点。過去に、どうしても3日間だけでマスターしきれなかった受講生の中には、1年間メールでのやりとりでサポートを受けた方もいるのだそうです。仕事の資料を読むスピードを上げたい、部屋にたまった読みかけの本を処理したい、そんな方は試してみてはいかがでしょうか。

(朝井麻由美/プレスラボ)

※大切なのは速度ではなく理解の深さだ、とかいろいろと難癖を付けたくなってしまうのはうらやましいからでしょうか。速読、マスターしたいなぁ(編集部:梅田)

SRR速読教室
今回行ってきた速読教室。何度も言いますが、体育会系です

【関連リンク】今夜決定!蚊に刺されやすい血液型ナンバー1!
私はO型です。蚊に刺されやすいんですって。ショック

仕事のように長大漫画を読んでみました
漫画は速読せずにじっくり楽しみたいなぁ

大人になった今、教科書の落書きを再現してみた(信長編)
丸1日の座学はつらい。学生時代は教科書に落書きばかりして気を散らしてました

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