【エンタメCOBS】栄養ドリンクはどうして瓶に入ってるの?
コンビニや薬局などで見かける栄養ドリンクの数々。目移りするくらいたくさんの種類があって、選ぶのに迷うという方も多いのでは。少量でありながら、瓶に入っているあの重量感。価値あるものがそこに入っているという感じがするのです。例えばこれがお手軽なペットボトルに入っていたとしたら、「こんなもん効かないよ」といった風に、残念な気持ちにもなるのではないでしょうか。僕にとっての栄養ドリンクとは常に瓶の中に入っていてしかるべきもの。そんな気がしてやまないのです。
では、なぜ栄養ドリンクの多くはこうした瓶を採用しているのか。
栄養ドリンクの大御所の一つ「リポビタンD」(以下:リポD)を開発する大正製薬さんにお話を聞きました。
――なぜ瓶を採用したのですか?
「外部からの光や熱などによって、風味や成分を損なわないためです。茶色の瓶は遮光性を考えてのことです。こうした栄養ドリンクに今のような形の瓶を採用したのは、当社が最初だったのではないでしょうか。1962年のことです」(広報・石倉さん、以下同)
――それ以前はどうだったのですか?
「アンプルと呼ばれる容器に入っていました。今だと植物の肥料などを入れるのに使われている容器ですね。