【エンタメCOBS】mixiをやめてから復活する人ってどんな人?
一度は退会したはずのmixiに復活する人がいる。決意を固めてやめたようにも見えたけど、どうしてそんなにあっさりと復活してしまうのか。Twitterなどの新しいコミュニケーションツールが勢いを増していても、やはりmixiには人を引き付けるなにかがあるということ?実際に「mixi復活」をしたという2名にその理由を聞いてみました。
まずは、かつて300人以上のマイミクを持ち、数千人規模の音楽系コミュニティの管理人をしていたというSさん(24歳女性)。退会後、一カ月で復活した。
――早い復活ですねえ
「名残惜しくなった部分はあります。どっぷりやっていたところもあったので。私は今Twitterもやっているんですが、よく考えたらmixiでしかつながり合えない友達もいるなあって。
そういう人をもう一度、拾い直したくて……」
――じゃあ、やめなければよかったのでは?
「そのときどうしても"切りたい関係"の知人がマイミクにいたんです。300人のマイミクのうち、5人くらい。その5人のために残りの295人を切ることになってしまいました。感情にまかせて、いきおい余った行動をしてしまったことに後悔はありますね」
――人生いろいろということでしょうか?
「そういうことになりますね」
――そうですか、ありがとうございました。
出版社でアルバイトをしながら、フリーでウェブデザインの仕事をしているというOさん(27歳男性)もmixi復活組の一人。やめる直前は、日記を書くたびに自己嫌悪におちいるようになっていたとか。
――なんで自己嫌悪に?
「自分の日記がすべて自慢話のように思えてきたからです。例えば、自分が作品を作ったり、それが評価を受けたりすると誰かに報告したくなるじゃないですか。
日記にはそういった自分の作品に関する情報を日常的な話題の中にさりげなく忍ばせるようにして書いていたんです。でも次第に、自分は自己顕示欲が強すぎるのかもしれないと思えてきて……」
――ふーむ……
「日に日に、日記を書くのが悩ましくなってきたんです。報告はしたい、でも自慢話になってしまう、じゃあ何を書いたらいいのか。自慢話でなければ、日常的なことだけを書くか。いや、自分の日常なんて誰が読みたいものか。でも、書きたい、報告したい……。で、考え抜いたあげく、退会しました」
――でも、復活したんですよね?
「存在証明だと思うようにしたんです。こんな活動してますよ、と書くことは自分はここにいますよ、生きていますよ、ということをまわりに知らせるため。
必要以上に日記に広報的な役割を持たせたり、エゴを含ませることはせず、ナチュラルな感覚で自分を主張していけばいいんだと気付いたんです。要は考えすぎてたってことなんでしょうけど」
――存在証明ならmixiで日記を書かなくてもいいのでは?
「外部ブログだとどうしても外向きになりがち。mixiなら気の知れた内輪の人間だけにのびのびと伝えることができる。もちろん、連絡用としても機能するし、コミュニティーでは特定の情報収集もできる。アプリで交流を増やすこともできるし、用途に合わせて使えばさまざまな楽しみ方があることにも気がついた。今はかなり気楽な気持ちになってきたので、一回りしてmixiが楽しくなってきました」
――そうですか、ありがとうございました。
話を聞いた二人においては、退会前よりも今の方が「前向きにmixiをしている」印象を受けました。スポーツ選手で言えば、スランプの先にある安定期に入ったとでも言うべきなのでしょうか。
ちがいますか。さてみなさんのまわりにも「mixi復活」をした人はいますか?
(根岸達朗/プレスラボ)
株式会社ミクシィ
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