【突撃!COBS】謎のブログ「ゲシュタルト崩壊と戦うブログ」とは?
文字のゲシュタルト崩壊といえば、手で書きものをしているときなどによくある現象。一つの漢字を長時間見つめたり、連続で並ぶ文字列を読み続けていると、「あれ……これってこんな字だったか?」と、なぜか頭の中がこんがらがった状態になることを指しますよね。「ゲシュタルト崩壊と戦うブログ」の管理人・鹿さんは、そんなゲシュタルト崩壊の壁を打ち破るべく(?)、日夜、紙に同じ文字を書き連ねているとか。勝ち目があるとは思えないけど、やってることはすごく楽しそうですね。お話を伺いました。
――どうしてこんな挑戦を?
「昔から文字を書くのが好きで、よく新聞紙やチラシなどを見て活字のまね書きをしていました。『ゲシュタルト崩壊』を体験したのは小学生のころですが、当時はそんな言い方があることも知らず、大人になってから言葉の意味を知り、興味を持ちました。2年程前から、本格的に興味が出てきて『ゲシュタルト崩壊しない文字なんてあるのか?慣れれば崩壊しないのでは?』と、紙に同じ文字を書き連ねる検証を始めました」(鹿さん、以下同)
――検証の結果は?
「崩壊しまくりです。
気付いたのは単純な文字ほど崩壊しやすいこと。例えば『ち』は、連続で文字を書かなくても、じっと見つめているだけで崩壊してきます。たった二画でこの破壊力はすごいと思いました。あと、少しでも油断すると数字の『5』になります。気をつけましょう」
――漢字はどうです?
「もちろん、崩壊します。存在しない漢字を書いてしまうことも多いです。以前、読者からリクエストを頂いて書いた『競』や『粗相』は手強かったです。『相』」が『米目』になってるなどの指摘も受けました。
完敗です」
――でも、戦う勇気が素晴らしいと思います
「昔、トリビアの泉で検証されたらしいのですが、ゲシュタルト崩壊しやすい漢字のTOP3は1位『借』、2位『若』、3位『粉』だとか。『若』と『粉』は戦いましたが、完敗でした。『借』とはまだ戦ってませんが、いつか戦うつもりです」
――そのほかにはどんな強敵が?
「本当にたくさんあるのですが、厳選すると『羽』、『父』、『ぷ』、『ツクシ』、『多』、『竹』あたりでしょうか。中でも一番は『ツクシ』です。これは思わず悲鳴をあげてしまうほどの気持ち悪さでした。今見てもゾクゾクして鳥肌が立つくらいです」
――戦いはまだ続きますか?
「今のところ、負けしかないので勝つまでは戦い続けたいです。最近は忙しくてなかなか戦っている暇がないのですが、少しでも暇を見つけて戦っていければと思います」
――ご武運を(ありがとうございました)
自分でもコブス横丁の『横』で挑戦してみたところ、見事に完敗。鹿さんに画像付きでそのことを報告すると「木へんは単純なので崩壊しやすいですね。
でも素晴らしい戦いっぷりです」とお言葉をいただきました。本当は負けるってくやしいことだけど、この戦場ではなぜか、もっとめちゃくちゃに負けてみたいとすら思ってしまうのだから不思議。ゲシュタルト崩壊、この体験はちょっとクセになりそうですね。
(根岸達朗/プレスラボ)
※ゲシュタルト崩壊がどうも気になってしまうのって、半分ぐらいはこの不思議な名前のおかげのような気がします。(編集部:梅田)
ゲシュタルト崩壊と戦うブログ
http://unkochanman.blog41.fc2.com/
崩壊すればするほど楽しくなってきます
【関連リンク】
夜中書いた文章は妙にテンションが高くなる。その謎に迫ってみた
http://career.cobs.jp/level1/yoko/2009/07/post_330.html
テンションが高まりすぎていろいろと崩壊することもあります
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