【雑学キング!】賞味期限を過ぎた卵、本当はどのぐらい過ぎても食べられる?
卵のパッケージを見てみると、賞味期限の表示の下あたりに「賞味期限は生で食べられる期間です。賞味期限を過ぎた卵は、十分に加熱してなるべく早く食べましょう」というような表記があることが多いです。少しでも賞味期限が過ぎたモノはドキドキしながら過熱して食べることもしばしば。「なるべく早く」って、どのぐらいの期間を示しているのでしょうか。
毎回不安になるのもなんなので、一体どのぐらいまでなら火を通せば食べられるのか「ヨード卵・光」でおなじみの日本農産工業株式会社のお客さま相談室に聞いてみました。
――賞味期限を過ぎてしまった卵でも、加熱すればまだ食べられるんですよね。どのぐらいまでなら大丈夫なのでしょうか?
「各家庭での保存状態や、販売店での販売方法によっても変わってきます。お客さまからのお問い合わせがあった際には、私どもでは『十分に加熱していただければ、1週間ぐらいまで食べられます』とお伝えしています」
――1週間ですか。
例えばゆでたまごにして保存しておいた方が良い、とか卵を長持ちさせる方法はあるのですか?
「ゆでたまごにするより、生たまごのほうが日持ちします。卵の中に菌が侵入してしまった場合、白身に含まれる酵素が菌を殺してくれるのですが、熱を加えるとこの酵素の働きがなくなり腐りやすくなってしまうのです。