【突撃!COBS】映像作品の語り部「活動弁士」って職業を知ってますか?
今や、学生や子どもが選ぶなりたい職業ランキングで常に上位にランクインする“声優”。その声優に近い職業として、“活動弁士”というものがあるのはご存知だろうか。活動弁士とは、古い無声映画(音声のない映画)を字幕に代わって語りながら紹介する職業。映像に対して言葉を充てていく作業が声優に似ています。東京都内でのライブの他、地方や海外でも活躍する活動弁士・坂本頼光(さかもとらいこう)さんに、直撃取材を試みた。
――活動弁士というのは、どういった仕事なんですか?
「普段は、イベントやライブで活弁をしたり、アニメの声の仕事なんかもしたりしています。いわゆる活弁というのは、チャップリンなどの昔の無声映画の映像を流しつつ、ライブで声をアテていきます」
―― “活動弁士”のお仕事は、基本はライブが多いんですよね?
「そうですね。イベントやライブで活弁をすることが多いです。
もちろん、声を使う仕事なので、アニメの声優の仕事なんかもありますけどね」
――活動弁士にはどうやったらなれるのでしょう?声優なんかだと養成所や専門学校がありますが、活動弁士の勉強をする場所はないですよね。
「基本的には徒弟制(とていせい)