【コブスくんの使えそうな仕事術】集中するために必要!? "ルーティン"を考える
シアトル・マリナーズのイチロー選手は願掛けのように毎回打席で同じ動作を行うようですが、そのように毎回何かを始める前に(一見無駄な)お決まりの行動を取ることを「ルーティン」と呼ぶそうです。
何でも、同じ動作を習慣づけることでリズムが整ったり、集中力が増したりするとか。では、ビジネスレベルで自分のルーティンを構築している人はいるのでしょうか?ということで、コブス会員の皆さんに日々実践しているルーティンとその効果を教えてもらいました。
調査期間:2010/5/11~2010/5/16
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数 500件(ウェブログイン式)
■出社したら、会う人全員に大声であいさつする(20代/男性)
「大きな声であいさつすると、やる気が出るし、気も引き締まります。やる気が出ない日ほど、声を大きくします。それと、あいさつをしっかりすると、相手も気持ち良いと思うので」
今回、もっとも多く挙げられたルーティンが「あいさつ」。確かに、あいさつには自分自身の気を引き締める効果がある気がします。そして、「相手も気分が良い」、「社内の雰囲気が良くなる」などほかの社員への効果を考えている人も多かったですね。
ルーティン以上に、その姿勢を見習いたいものです……。
■作業する前に完了時間をイメージする(20代/男性)
「時間をイメージすることで集中力が上がります。このやり方を始めてから効率も良くなった気がします」
なるほど!これはすぐにでも実践したい。確かに、締め切りや期限が迫っていない仕事は、ついダラダラやってしまうことが多いです。みずから終了時間の目標を設定するのは良いかもしれません。
■商談に行くときは常に契約書を持っていく(30代/女性)
「いざというとき役に立つのはもちろんなのですが、契約書を持っていると気が引き締まるし、契約できそうな気がするので」
僕も営業職の経験があるので、この意見はよく分かります。成功を具体的にイメージできるものがあるだけで、モチベーションが変わることもあるんですよね。
■直線を引く(20代/女性)
「設計の仕事をしているので、集中したいときは直線を引きます」
集中力を高めるためのルーティンや落ち着くためのルーティンは数多く寄せられたのですが、もっとも印象的だったのがこの方法。
設計という仕事特有のことだとは思いますが、意外にオススメな気がします。試しに、忙しいとき軽く直線を引いてみましょう!妙に集中力が増すかもしれませんよ。ただし、上司には見られないよう注意を。
■家を出る前に彼女の写真に「愛してるよ」とささやく(20代/男性)
「これだけで力がわいてきます」
効果どうこうよりも、ただただうらやましい限りです。似た意見はいくつかあったので、実践者は多いのかもしれないですね。いつまでもそのルーティンを使えるよう願うばかりです。
皆さんの意見を見ると、仕事でルーティンを持っている人が意外に多く、普段何も考えていない自分が恥ずかしくなってしまいました。仕事における自分の欠点や苦手なことも、小さな心掛けで克服できるかもしれない。
そんな気になってきました。ぜひ皆さんも試してみてください!
(J.B.河合/プレスラボ)【関連リンク】
こんなビジネスマンはイヤだ!身の回りのありえない会社員とは?
入社して驚いた会社のルールランキング
【Q&A】「朝型」のメリットって何ですか