【COBCOB世論調査】一人暮らしでのビビリエピソード【防犯編】
以前、当コーナーの「一人暮らしでのトホホエピソード【お金問題編】」という記事で、一人暮らし経験者だから分かる、金銭面で困ることについて紹介しました。しかし、一人暮らしで問題となるのは、お金のことだけにあらず!今回は、特に女性必見、防犯面での苦労話を集めてみました。
調査期間:2010/3/30~2010/4/5
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数 497件(ウェブログイン式)
■不安だらけのドア・窓問題
戸締まりに気を付けなくては、とは言っても、心配性な人にとっては不安のタネが尽きません。「鍵を閉めたかどうかがいつも不安で、仕事中も身が入らない」(20代前半/女性)というように、「あれ?ちゃんと鍵閉めて出たっけ?」とモヤモヤしてしまうこと、ありますよね。また、クーラーがないアパートに住んでいる場合、夏に窓を開けておきたいところですが、「暑いときは窓を開けっ放しにしたいけど、防犯上心配なのでそれができない。いつも窓は閉め切っている」(20代後半/男性)と、そうもいきません。
■怖い!空き巣、ストーカー被害
実際に被害に遭ったり、怖い目に遭ったりした人もいるようで、単に戸締まりに気を付けるだけではどうしようもないこともあるようです。
「1階に住んでいたら、窓を割られて空き巣に入られました」(20代後半/男性)
「駅から家まで男の人につけられて、家を知られてしまった。
その翌日から家に帰るのがとても怖かった。でも、誰も迎えに来てくれる人もいなくて毎日不安だった」(20代後半/女性)
「昔、空き巣が組織的に留守の時間などを表札に暗号として残しているというニュースを見たのですが、そのとき表札に暗号っぽいマークのようなものがつけられていることに気付いて心配になった」(20代後半/女性)
そして、とにかく多かったのが、「怖い思いをしても近所付き合いもなく、家族や友達も近くに住んでいないので誰にも頼れない」という声。もしものときのためにも、ある程度ご近所さんとは親交をはかっておいた方がよさそうです。
■ 空き巣じゃないけどじゅうぶん怖い!押し売りお断り!!
訪問販売や勧誘は犯罪ではありませんが、「宗教の勧誘がひどく、家の前で待ち伏せされた」(20代前半/男性)とここまでくるとさすがに怖い……。また、一度勧誘の人に応対してしまうと何度もしつこく足を運んでくるという人もいました。「押し売りがたくさん来る。訪問販売の人が強引に足をねじこんできたこともある」(20代後半/女性)などという人もいました。
■ 盲点!防犯に気を付けていたつもりが……
オートロックのマンションを選んで、万全な対策をとっていたつもりが、意外な盲点もあるようです。
まったく油断なりません。
「オートロックがついてるマンションでしたが、ロック解除番号が『777』と分かりやすく、しかも皆が7のボタンだけを押すため、7ボタンのところが色あせていた。ロック解除番号、バレバレ……」(20代前半/女性)
「大家の息子が変な人で、帰りに後をつけられたりした。せっかくオートロックなのにこれじゃ意味ない」(20代後半/女性)
単純にオートロックだから、というだけで安心せず、部屋を借りる前に細かいところまで注意深く見ておかないとダメなのですね。大家さんの家族まで事前にチェックしておくのはなかなか難しいかもしれませんが……。
一人暮らし経験者の皆さんは、身に覚えのあることはありましたか?いくら危ないことが起こり得るとはいえ、ビビり続けて暮らしていては身が持ちません。一人暮らしには、細やかでよく気が付く注意力と、肝っ玉母さんばりに毛の生えた心臓の両方を持ち合わせる必要がありそうです。
(朝井麻由美/プレスラボ)
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