【エンタメCOBS】「ねぇ、私たちって付き合ってるの?」あいまいな関係の良さは?
"あいまい大国"ニッポン。
食事の席にて、「○○ちゃんは、今、彼氏"とか"いるの?」。
仕事の電話で、「それではまず、企画書"のようなもの"を弊社にお送りいただけますか?」。
日本人はどうしてこうも、あらゆる場面であやふやにしたがるのでしょうか。特に、色恋における、人々のあやふや具合ときたらあなた。お付き合いにいたる直前の、男女の激烈な駆け引きなんて、"あやふや"の応酬といっても過言ではありません。ところが、なかにはそのままあいまいな状態で「ん?この関係は何?私たちって付き合ってるの?付き合ってないの?」とズルズル続いてしまうこともある模様。
そんなことが許されていいのでしょうか。
"あいまい"というわびさびが分からない私はお子ちゃま?世の中のズルズルカップル(?)たちに、その実態のほどを聞いてみました。
調査期間:2010/8/3~2010/8/10
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数 532件(ウェブログイン式)
関係を明確にさせないままでおく、これはつまり、告白がない状態のまま恋人"的"な関係になっていくことですが、白黒ハッキリさせたい筆者としては、そんな状況下に置かれたら理解不能で発狂しそうです。とにもかくにも、告白のない状態でどうやって付き合っている状態になったのか?経験のある人にアンケートで聞いてみました。
Q.告白のない状態でどういうかたちで恋人的な関係になったのですか?
■「一緒に帰宅する」(女性/28歳)
しょっぱなからよく分かりません。一緒に帰宅したら"付き合ってるみたいな"関係になれるのでしょうか?たったそれだけで?
■「休日一緒によく出かける」(男性/25歳)
■「なんとなく毎週デートをしている」(女性/29歳)
こちらも微妙なところです。お互いが"親密な関係"と認識していれば成り立つかもしれませんが、どちらか片方が友達のつもりでいたら、"デート"とは言えない……はず。デートって何?いよいよ分からなくなってまいりました。
■「クリスマスイブの予定は空いているかを確認し合った」(女性/28歳)
これに関しても論理的に考えるとおかしな話です。
「恋人同士だから→クリスマスイブを一緒に過ごす」はありますが、「クリスマスイブを一緒に過ごしたから→恋人同士」の命題は必ずしも真ではありません。■「うちに泊まりにきた」(女性/32歳)
お泊まりをした二人の間に何があったか、それは大人の皆さんには言わずとも察していただきたい所存でございます。先述のデート(休日に遊ぶ)やクリスマスイブと違い、友達と恋人の分かりやすい線引きではあるのですが、だからといって、「恋人同士だから→お泊まりをする」は成り立っても、「お泊まりをしたから→恋人同士」が必ずしも成り立たないことはままある話ですよね……。
さて、これらのあやふやな関係のメリットを聞いてみたところ、誰も彼もが下記のような回答でした。
「束縛されず気軽でいられる」(女性/23歳)
「嫌になったときに、終わらせるのが簡単。私たち、付き合ってた?違うよね?って言える」(女性/28歳)
「あいまいにしておくと、いつでも逃げることができる」(男性/31歳)
あーあ。逃げるだの、終わらせるだのなんて後ろ向きな大人たちなのでしょう。ズルズルカップル(?)の皆さんが、異様なまでに束縛を嫌っていることはよく分かりましたが、その関係の心地よさが私にはちっとも分かりませんでした。
いいの、重くて。縛られるような恋をしていたいの。
(朝井麻由美+プレスラボ)
※あいまい派の僕としては、そもそもこのアンケートそのものがやぼだと思っています。たとえば、周囲に隠れて付き合っている関係がなぜだか燃え上がるように、あらゆる物事を契約や既成事実化せずにあいまいにしておくことが、恋を燃え上がらせるコツなのではないかと僕は思います。朝井さんとの対立は深まるばかりです。(編集部:U)
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