【COBCOB世論調査】コンビニで一番、眠気覚まし効果のある商品は?
どうしても朝までに仕上げなければならない仕事をかかえているとき、プレゼンの準備が間に合わず、徹夜をするとき、長時間の夜間運転……など、眠気と戦う現代人は多いはず。魔法の目覚ましアイテムを求めて、コンビニへと駆け込む人は多いのでは?
かく言う私も徹夜の常連でして、いつも「コーヒーのブラック」や「ミントタブレット」などのお世話になっております。ところで、ある徹夜2日目の夜に、ふと思ったのです。
結局のところ、一番眠気覚ましに効くのは何なのよ?
午前2時、気がついたらコンビニのレジ袋の中に、えりすぐった、眠気覚ましに効果のあるだろう食品・飲料の数々が詰め込まれていました。ということで、独断と偏見により、以降ランキング形式で、眠気覚ましに効果のある商品を紹介していこうと思います。
実験者:48時間寝ていない32歳男性ライター。
実験方法:8つの食品または飲料をそれぞれ摂取して、眠気覚まし度合いをチェック。試した後は、水で口中を清め次の食品または飲料を摂取。
第8位ブラックコーヒー
眠気覚ましにはコーヒー!と信じてきた筆者にとってショックだったのは、あらためて実験してみると「コーヒーってあんまり効くかないんじゃないの?」という現実。むしろお腹が少しふくれて、一層眠気が増したような……。
調べてみると、眠気覚ましに効果があると言われる成分「カフェイン」は、定期的に摂取すると体内に耐性ができてしまうということが分かりました。
普段コーヒーを1~2杯くらいしか飲まない方には、服用30分後から5~6時間の目覚まし効果が見込まれますが、日ごろから夜中に3杯も4杯もコーヒーを飲んでいる筆者のような徹底的夜型人間には効果薄のようです。
第7位チョコレート
意外にアリかも?と思ったのが甘いチョコレート。糖分は脳の働きを活性化させるエネルギー源。疲れた脳にじんわりしみこんで、ゆっくり効果が持続します。ちょっとぜいたくな、高めの価格帯を選ぶと、「ご褒美効果」でヤル気もちょっとアップします。
第6位炭酸清涼飲料水
甘さが脳を癒やす!の理論でいくと、さらに効果的なのは清涼飲料水。特に、シュワーッと飲み口もさわやかな炭酸系なら、脳への栄養に加えて、味覚も刺激されて効果は2倍。ただし、全部飲み切る前にヌル~くなってくると、テンションはガタ落ち。どちらかというと、短時間決戦で瞬発力を引き上げたいときの選択肢になりそうです。
第5位氷
一風かわった提案として「氷」がランクイン。これがなかなかの芸達者。大粒のやつを口にふくんで転がしても良し。かみ砕いてシャリシャリ食感を楽しんでも良し。
コンビニのレジ袋や薄手のグラスに入れて額や首筋を冷やしても良し。
実にさまざまな用法で、バラエティ、豊かに徹夜の苦しさを和らげてくれます。冬場はカラダを冷やしすぎて体調を崩さないよう注意してください!
第4位栄養ドリンク
徹夜と言えば栄養ドリンクという人も多いかと思いますが、カフェインベースのドリンクは要注意。確かに効き目はバツグンですが、1本でコーヒー2~3杯分のカフェインを含有しているため、あまり飲み過ぎると、不眠や動悸(どうき)といった副作用の危険があります。
あくまで一晩限りの緊急手段と割り切った方が良さそうです。でも、確かに、24時間戦えそうに、元気にはなりますよね。
第3位激辛ラーメン
ね、眠い、コーヒーもう効かない!そんな眠気末期の状態に陥った人にオススメしたいのが、激辛ラーメン。人間が「つらさ」を感じるのは、「味覚」ではなく、「痛覚」によってだとか。
これ食べると、もうなんか、痛いです。
眠いとか辛いとかじゃなくて、とにかく痛くてお目目パッチリです。食べ切った後に、のど元をすぎればなんとやら。満腹で眠くならないよう、スープだけは残しておいて、チビチビ夜長のおともにナメすすれば、眠気覚まし効果が長時間持続するでしょう。
第2位ミントタブレット
タブレット菓子の良いところは、なんといっても手軽なところ。ポンと出してガリッとかじるだけ。仕事や勉強への集中力を妨げません。粒もいっぱいあるし、長持ち。
説明のいらない定番中の定番ですが、定番と言われるだけの底力をしっかりと感じました。効き目が落ちてきたときは、禁断の秘技・複数食い、をお試しください。ドライハードタイプを5粒も一気に口へ放りこめば、開けてはならない天界への扉をぶち破ってしまったかのような衝撃が脳天に突き抜けることでしょう。
第1位ミント系ガム
ミントタブレットと小差で「眠気覚まし王」だったのは、ずばり「ガム」でした。ミントやカフェインの刺激で目覚ましというコンセプトはほかと比較して目新しいものではありませんが、「ガムをかむ」という行為自体が、眠気をほぐし、脳を活性化させる効果がありそうです。そういえば、スポーツ選手たちの多くがガムをかむのも、集中力や運動能力の向上を期待してのこと、だとか。脳科学で説明をされてしまっては、眠気覚まし効果第1位に認定するしかありません。
みなさんなら、ランキングの上位に何を選びますか?もしも、今回取り上げた商品の中に、試したことがないものがあっても、食わず嫌いにならず、一度は挑戦してみてください。
いずれにしても、一つの方法だけを選択し続けると、カラダが慣れてしまったり、思わぬ副作用に見舞われるなど、あまり良かった思い出がありません。そのときの気分や体調に合わせて、いろんな選択肢をグルグル回していく、良い意味での「飽きっぽさ」なのかもしれません。
それでは私は、無睡眠時間が58時間に達したところで、布団に入りました。なんだかんだ言って、毎日キチンと睡眠時間を確保するのが一番大事なこと。おやすみなさい、みなさんも、良い夢を!
(イワタテ/文鳴館)
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