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【コブスくんのモテ男道!】恋に効く!? 『耳すま』モデル地、聖跡桜ヶ丘に行ってきた

マイナビニュース

最初「ヤなヤツ!」と思ってた男の子と、ひょんなきっかけで仲良くなり、意外な一面を見せつけられて、コロッとフォーリンラブ。やいのやいのと周囲にからかわれつつも、お互いの将来の夢を語り合ったりなんかしちゃって、そのままの勢いでプロポーズ!これって何のことだか分かります?

(Photograph by Sota Amaya)

世の中のさまざまな辛酸をなめてきている皆さまにしてみたら、「ケッ、そんなにうまいこといくか!」とクサクサしたくなる展開かもしれませんが、これ、ジブリ作品きっての純愛モノ『耳をすませば』のざっくりとしたストーリーです。主人公の雫は、中学生にして運命の男の子にプロポーズされるわけです(その後順調に結婚できたかは定かではありませんがね!)。中学生のくせに生意気だこと。私なんて、「ヤなヤツ!」と思ってた男の子と恋に落ちるなんてキュンとくる展開もなければ、プロポーズされたこともないのに!あーあ。「恋」って、何だろう。久しく恋をしていない筆者、25歳。

では、『耳をすませば』のようなことを疑似体験すれば、こんなに枯れてしまった気持ちは、潤ってくれるでしょうか。
そこで、筆者は『耳をすませば』のモデル地となっている、東京・多摩の聖蹟桜ヶ丘界隈へ実際に足を運んでみました。映画に出てくる風景と、多摩の街は、果たしてどれくらい似ているのでしょうか。実際の風景を忠実に再現する、と言われるジブリ作品。期待が高まります。街にあふれている(かもしれない) "『耳をすませば』エキス"吸収して、私だって、いい恋をしたい。

まず押さえておきたいのは、主人公・雫が住んでいたであろうそれっぽい団地。

まあ……いわゆる普通の団地でした。映画と似てるっちゃ似てる、程度。
これしきではまだまだ、心は潤いません。
耳すま度★(星1つ)

お次は、「地球屋」。おじいさんが経営する骨董品のお店です。雫と、相手役の男の子・聖司くんとのロマンスはこのお店から始まります。

「地球屋」のモデルと思(おぼ)しき建物は、なるほど三角屋根のかわいらしい建物で、目の前にロータリーがあるところも映画とそっくり。実際は「地球屋」ではなく、「多摩市桜ケ丘いきがいデイサービスセンター」という建物です。
耳すま度★★★★★(星5つ)
そして、ファンが一番好きなシーンと言っても過言ではない、「雫を乗せてこの坂をのぼるって決めたんだ!」の坂も実在します。

雫と聖司くんが遠距離になる直前、雫を家から連れ出し、自転車の荷台に雫を乗せて、この坂をのぼります。
ただし、実際にこれをやってしまったら、法律違反。ヤボながら、"大人の事情"でこの文言は付け加えさせていただきます。
耳すま度★★★★(星4つ)

そして坂道からそのままラストシーンへ、「これを、雫に見せたかったんだ」と言いながら、聖司くんは雫を朝日が見える丘へ連れてきます。

実際のこの場所は、見に来る人があまりに多かったからなのでしょうか、立ち入り禁止の看板が立っていました……。残念。
ともあれ、映画では、聖司くんはここで雫にプロポーズするのです。日の出とともに。しつこいようですが、彼らはまだ中学生。
フィクションならではの展開です。現実というものは、もっと世知辛くできているもの、そんなに甘くないのです。
耳すま度★★★ (星3つ)

それにしても、「この坂をのぼるって決めたんだ!」もですが、「これを見せたかったんだ」なんてセリフは、現実ではなかなか言えないですよ。いいなぁ。私に「見せたいものがある」男性、および、私を乗せて「この坂をのぼってくれる」男性、随時募集中です。

"恋する気持ち"が潤うどころか、雫と聖司くんカップルへのジェラシーがフツフツと煮詰まっただけのような気がしなくもない、今回の聖蹟桜ヶ丘の街散策。いつか、ジブリ好きの男の子と再訪し、この地で「キャッキャ、ウフフ」と語り合える日を夢見て、ここに筆を置きたいと思います。

(朝井麻由美/プレスラボ)

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