【コブスくんのモテ男道!】サザン、ゆず、aikoに共通するものは?
今日から、いよいよゴールデンウイーク。上京していて、「地元に帰郷」という方も多いのではないでしょうか。入学や就職などを機に引っ越したとしても、やはり生まれ育った地元には、特別な思い入れがありますよね。
今は全国規模で活躍するアーティストたちも、最初はそれぞれの地元で活動をスタートさせています。
中には、地元の発展のために尽力したり、地元のファンのために特別なサービスをしたりしている人やグループも。今回は、そんな「地元愛あるアーティスト」を、読者から寄せられた思い出やエピソードを交えながらご紹介します。
調査期間:2011/04/15~2011/04/18
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数 823件(ウェブログイン式)
■猪苗代湖ズ(福島県出身)
猪苗代湖ズは、THE BACK HORNの松田晋ニ、サンボマスターの山口隆、TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美、クリエイターの箭内道彦という福島出身の4人が2010年に結成したバンドです。東日本大震災を受け再結集し、『I love you & I need you ふくしま』を緊急リリース。
この曲で得た利益のすべてを、彼らの故郷、福島県の「福島県災害対策本部」に義援金として寄付することを発表しています。
この曲に対しては、福島県出身者から「とてもシンプルだが、とても大切なことが歌われていると思う。曲から、福島への愛が感じられる」(25歳/男性)と高く評価する声が届いています。
■サザンオールスターズ(神奈川県出身)
サザンと言えば、ボーカル桑田佳祐の出身地である茅ヶ崎市の海を思い浮かべる人も多いはず。
曲には、実際の地名が数多く使われているため、神奈川出身の人の中には、「いろんな曲の歌詞に出てくる場所を彼と一緒に見てまわった。えぼし岩とかGoddessとか」(25歳/女性)という思い出を持つ人も。ちなみに、茅ヶ崎のシンボルである観光名所“えぼし岩”は『チャコの海岸物語』などに、サーフショップ“Goddess”は『湘南SEPTEMBER』に登場します。
ほかに、「夕方に近くの施設で閉館のお知らせが、『いとしのエリー』だった。
いつも学校の帰り道に聞いていた」(26歳/女性)というコメントも。サザンが地元の人々からも愛され、大切にされていることが伝わってくるエピソードですね。
■aiko(大阪府出身)
切なく胸に迫る楽曲とキュートなルックスでファンを魅了するaiko。彼女の地元、大阪出身のファンにとっては、「いつまでも変わらない関西弁」(28歳/女性)も、大きな魅力の一つのようです。
aikoには、大阪でのラジオパーソナリティとしての活動を経てデビューしたという経緯があります。地元での生活が長かったせいか、人一倍地元への思い入れが強い様子。実際の地名を使った曲もあり、大阪出身者から、「シングルのタイトルにもなっている『三国駅』は、いつも通勤で使っている駅なので愛着がある」(24歳/女性)といったコメントが届いています。
そのほか、出産する地元の友に贈ったという名曲『瞳』にも、その地元愛の深さを読み取ることができます。
また、2011年4月29日(関西は4月23日)公開の映画『阪急電車 片道15分の奇跡』では、aiko自身、毎日乗っていたという阪急電車や地元大阪への思いを込めて作った主題歌『ホーム』を提供。
『ホーム』が入ったシングルについては、関西限定仕様盤も発売されるそうです。地元のファンには何ともうれしいはからいですね。
■ゆず(神奈川県出身)
ゆずが、地元、横浜・伊勢佐木町での路上ライブからその活動をスタートさせたことは有名な話。
「思い出の曲はデビュー曲の『夏色』。デビュー前にストリートで歌っているのを見ていたので、ついにデビューかと感慨深かった」(28歳/女性)というように、そのころの彼らの初々しい姿を記憶している地元のファンも多いようです。
また、「『桜木町』という歌には地名が入っていて、自分の恋愛に重ねてしまうことがある」(27歳/男性)という人も。
初のカウントダウンライブや、自分たちが主催するロック・フェスなど、特別なイベントの際には横浜の会場を使っているところにも、地元愛が感じ取れます。
さらに2004年には、横浜発アーティストとしての活動が評価され「横浜文化賞」を受賞。地元からもお墨付きをもらっています。
■くるり(京都府出身)
くるりのメンバーは、京都・立命館大学の音楽サークル「ロックコミューン」で知り合い、バンドを結成。
デビュー後も毎年、「京都音楽博覧会」と題したライブを開催したり、アルバムのレコーディングを京都で行ったりしています。さらに、読者からは、「メンバーの一人が出身の市の観光大使をしている」(29歳/女性)という情報も寄せられました。
たしかにベーシストの佐藤征史さんが、2007年に、出身地である京都・亀岡市の「亀岡観光大使」に任命されており、市のホームページでは、彼の故郷への愛があふれるメッセージを読むことができます。
■奥田民生(広島県出身)
広島出身の奥田民生も、地元愛の強いアーティストの一人。広島出身者からは、特に、「広島東洋カープを心から応援している」(29歳/男性)ことに共感する人も多くいました。
たしかに、奥田民生の球団への思いは並々ならぬもので、ソロデビュー10周年を迎えた2004年には、史上初の広島市民球場コンサートを実現し、オープニングでは球団歌の『それ行けカープ』を熱唱。
さらには、「何かカープのためになることをしたい」という本人の申し出により、オリジナルの人形や弁当などがセットになった奥田民生と広島東洋カープの“コラボ観戦シート”が発売されたことも。
全国的に人気のあるアーティストが、地元のために力を尽くしている姿を知ると、ますます応援したくなります。今回紹介したアーティスト以外にも、地元に貢献しているアーティストはまだまだたくさんいます。これを機会に、地元愛あるアーティストが歌っている場所を訪れてみてはいかがでしょうか?
(COBS ONLINE編集部)
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