【コブスくんのモテ男道!】無知でしたorz
突然ですが、皆さんは自分の無知を思い知らされたことはありませんか?そしてそれに気づかないままに発言や行動をして、思わぬ失敗を引き起こしてしまったことはありますか?筆者はつい最近まで「上記/下記」を「うえき/したき」だと思い込んでいたため、パソコンで変換できないとひとり首をかしげていました。そこで、ほかの人も自分の無知に気づかされたことがあるはずと思い、COBS ONLINEの読者701人に無知ゆえに失敗した経験があるのかアンケートを採ってみました。
調査期間:2010/12/27~2010/12/30
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数 633件(ウェブログイン式)
アンケートを見ると、自分の無知が原因で失敗した経験があると答えた人は393人。半数以上の人が、ものを知らなかったためになんらかの失敗をしてしまったようです。では、具体的にどんなことを知らなかったのでしょうか?
Q:あなたが知らなかったのはどんなことですか?
1位:漢字や言葉の意味38.0%
2位:社会的ルール19.3%
3位:ニュース12.5%
4位:歴史や地理12.2%
5位:流行10.2%
6位:その他7.8%
「漢字や言葉の意味」が2位以下を大きく引き離してダントツの1位。ほぼ毎日かかわっている「言葉」だけに、無知が明らかになりやすいのかもしれません。あるいは、なんとなく意味が通じていたから間違ったまま通していたところ、誰かに指摘されてしまったというパターンもありそうです。
■正しく読めませんでした
この回答をした人にそのエピソードを尋ねたところ、最も多かったのは漢字が読めなかった、間違えて読んでしまったというもの。
具体的には「『履歴書』を『ふくれきしょ』と読んで恥をかいた」(28歳/男性)や「後輩の前で『待受』を『たいじゅ』と読んでしまった」(27歳/女性)などという意見がありました。
また、「『熱海』を『ねっかい』と読んだ」(29歳/女性)というように、地名の読み間違いを挙げる人もいました。確かに大阪の「十三(じゅうそう)」や岡山の「伊部(いんべ)」など知らなければ読めない地名は全国各地にありそうですね。
■ああ、勘違い
また、「言葉の意味を知らなかった」と答えた人の意見としては、「『常夏』をココナツの仲間だと思っていた」(28歳/女性)、「『天下り』を川下りかなにかだと思っていた」(29歳/女性)と言う意見が寄せられました。中には「小学校のころ『忌引』の意味を知らず、日直のときによく分からない理由で欠席した同級生を出席簿に『忌引』と記してしまった」(27歳/女性)のように、知らないままその言葉を使ってしまったケースも。
■ルールやマナー
「社会的ルールを知らなかった」という人の意見としては、「接待の場などでの上座、下座」や「お客さまへのお茶の出し方」、「名刺の受け取り方」など、「社会人としての常識が分からなかった」というものが多く見られました。
また、「結婚式に出席する際、お金の包み方がわからなくて困った」(26歳/女性)や「香典袋の表書きは薄墨で書くのがマナーだと知らなかった」(25歳/女性)など、「冠婚葬祭に関することを知らなかった」という意見も挙げられていました。結婚式やお葬式は頻繁にあるものではないため、なにかと混乱することも多いのかもしれませんね。
中には、「警察に捕まってしまった」(24歳/男性)や「自分の歩いていた道が歩きたばこ禁止とは知らずにタバコを吸っていたら、罰金を取られた」(22歳/男性)などのように、法律や条例に違反してしまったケースも。無知ゆえに罪を犯してしまうのはとても怖いですね。
ちなみに、1位、2位の選択肢を選んだ人の中には「エピソードがありすぎて覚えていない」と答えていた人もたくさんいました。
■社会人なら……
3位の「ニュースを知らなかった」という人に多かったのは、「仕事場で恥をかいてしまった」というもの。ニュースを見たり新聞を読んだりしなかったために、上司や取引先から白い目で見られてしまうパターンが多いようです。また、「就職活動の際に面接で聞かれて困った」という意見も寄せられました。
それ以外にも、「ウイキーリクスを知らなくて夫に軽く軽蔑(けいべつ)された」(31歳/女性)や「みんなが学校でテロのことを話していたとき、私だけ意味が分からなかった」(25歳/女性)などのように、家庭や学校での会話についていけないケースも。
政治や事件のニュース以外にも、「台風が来てるのに、バイクで出かけてしまって家に帰れなくなった」(26歳/男性)のように気象情報を知らなかったという回答もありました。
■××はどこ?
「歴史や地理に関して知らなかった」という人の意見では、地理に関するものがほとんど。そして、「社員旅行先が岡山だったが、どこにあるか分からなかった」(29歳/女性)や「分からない外国の地名は基本的に中東あたりと思っていたら、『なんでも中東と思うなよ』と注意された」(30歳/女性)というように日本や外国の地名を聞いてもそれがどこにあるのかが分からないという意見が目立ちました。■はやりものを知らなくて
「流行を知らなかった」と答えた人に具体的になにを知らなかったのかを尋ねたところ、「AKB48のメンバーをひとりも知らない」(25歳/男性)や、「お笑い芸人は移り変わりが激しくてついていけない」(29歳/女性)というように話題の芸能人が分からないという意見が多く見られました。
また、「『マック』というブランドをマクドナルドの『マック』と間違えて恥ずかしかった」(24歳/女性)や「友達と話しているときに『トレンカ』が何ことがわからず、『なにが取れないの?』と聞いてしまった」(31歳/女性)など、ファッションに関して知らなかったという意見も挙がりました。筆者もファッションに疎いのでその気持ちは分かります。「トレンカ」って、かかととつま先が出る形のレギンスで合ってますよね……?
ここまで無知ゆえに失敗したエピソードを紹介してきましたが、逆に無知だったけど失敗せずに済んだということはあるのでしょうか?同じアンケートで、自分の無知をごまかした経験はあるのかも尋ねてみました。
その結果、「無知であることをごまかした経験がある」と答えた人は701人中227人で、約3人に1人の割合。知らないことを周囲に悟らせないようにすることはなかなか難しいようです。
「知らない」と気づいたことで舞い上がってしまって、ごまかすことにまで気が回らないのかもしれません。ちなみに、「ごまかした」という人の中には「無知で失敗したことはない」という人もいたので、その人たちはごまかすことに成功したということになりますね。
■どうやってごまかす?
「無知をごまかした経験がある」と答えた人にその方法を尋ねたところ、「適当に相づちをうつ、返事をする」や「自分は聞き手に回って、知っている人にひたすらしゃべらせる」、「ほほ笑んでいる」などという回答が多数寄せられました。
また、その場ではそうした対応をしておきながら「後に自分で調べる」という人もいました。そのほかには、「話題をすりかえる」と言う意見も。
でも、さまざまな対策でその場をやり過ごしても、「バレていたと思う」という回答が多かったのも事実。確かに自分が知っていることだと、それを知らない人がとりそうな態度はある程度予想できますよね。
知らないことに関してはキッパリ「知らない」と断言する。
さまざまなジャンルに興味を持ってありとあらゆることに精通しておく。それが理想ですが、現実にはなかなか難しいですよね。取りあえず、当たり障りのない対応を身につけておくのがベストなのかもしれません。
(初桐有@dcp)
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