【コブスくんのモテ男道!】心療内科医に聞く。怒りをコントロールする方法
「仕事がうまくいかない」、「上司や部下との人間関係」、「彼氏や彼女との摩擦」、さらには「不況や災害による社会不安」と、20代、30代を取り巻く環境にはストレスが付きまといます。
「キレた」、「ムカついた!」、「イラっときた」、「不機嫌がおさまらない……」。感情のマイナス面が表へ出てしまいそうなとき、少しでも怒りをコントロールする方法を知っておくことは、いまや生きる知恵でもあります。
ここ数年、本や雑誌、テレビ番組からビジネスの講演会まで、「怒り」をテーマにした内容が好評だと言います。これは、怒りについて四苦八苦している人が多いからだと考えられます。
そこで、心療内科医で野崎クリニック(大阪府豊中市)院長の野崎京子先生に「怒りのメカニズム」と「怒りをコントロールする方法」についてお話をうかがいました。
■「怒りのホルモン」といわれるノルアドレナリンが働く
野崎先生は、「怒りという感情」についてこう説明します。
「怒りを覚える要因は、ホルモンによるものと、加齢現象によるものの二つが考えられます。
ホルモンの場合、怒りを感じると、脳がノルアドレナリンというホルモンの分泌を命じます。