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【コブスくんの使えそうな仕事術】卵1個分ほどの空間をつくる。キレイ字を簡単に書くコツとは?

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『大人のきれい字書き方』の通信講座やセミナーを実施されている、今井淑恵先生に20年の経験を通して、キレイな文字を簡単な工夫で書くコツを教えていただきます。



今井先生「主催するセミナーに参加されている方の文字の書き方で、最近気になるのが、ペン(筆記具)の持ち方です。

きれいな字を書くために、ペンの持ち方って関係あるの?と思われる方もいるかもしれませんが、若い人ほど間違ったというか、理にかなっていない持ち方をしているケースが多いんです。

たとえば、よくありがちな「親指の付け根に筆記具をはさみ、親指をピンとまっすぐに伸ばす」という持ち方。これですと、手のひらと指との間に空間が作れないため、小さな動きしかできません。

つまり、全部の指に力が入りすぎると、手首も硬くなってしまい、伸び伸びと線を引くことができません。特に細かい字を書くときには、指先の感触が重要となります。

今どきの多くの筆記具は、指先の感触を必要としなくても、文字を整えて書けるよう進化しています。
このため、持ち方を気にしなくてもよくなりましたが、その反面、文字を書くときの指先の微妙な感触を失ってしまったような気がします。

おすすめの持ち方は、人さし指と親指でペンを持ち、中指を添え第一関節の側面で支える方法。薬指と小指は、中指にそわせるように軽く曲げます。

このとき『手のひらの中に、卵1個分ほどの空間をつくる』ことがコツになります。手に卵を持っているイメージができると、決して力を入れすぎることはないですよね。「あそび」の空間を作ることがポイントです。

ペンを握る位置も大切です。先のほうを握ると自分の指が邪魔をしてしまい、字が見えない状態を作るだけでなく、指の動きを小さくしてしまいます。
ペン先より2~2.5cmくらい上側を持ちましょう。

このほか、ペン軸の傾きにも注意を払いましょう。ペンを立てるのではなく、軸を右に20度ほど、紙面に対して60度ほどを目安に、傾けます。こうすると5本の指の関節と手全体が動きやすくなり、線が自由に書けるようになります。

「正しい持ち方を」と言われても、すぐに変えるには抵抗があると思いますので、まずは手の動きを覚え、『理にかなった持ち方』を意識することから始めてみてください」。(今井淑恵)

●著書プロフィール
今井淑恵先生
Allabout ProFileの実務書道専門家(http://profile.allabout.co.jp/pf/imai-yoshie/)。有限会社彩華代表取締役、実用手書き塾代表講師。漢字6段(一東会)、日本語検定2級といった資格を持つ、手書き文字に関するエキスパート。
『大人のきれい字 書き方』を通信講座やセミナーなどを通し、数多くの生徒への指導を行っている。

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