【コブスくんの使えそうな仕事術】卵1個分ほどの空間をつくる。キレイ字を簡単に書くコツとは?
『大人のきれい字書き方』の通信講座やセミナーを実施されている、今井淑恵先生に20年の経験を通して、キレイな文字を簡単な工夫で書くコツを教えていただきます。
今井先生「主催するセミナーに参加されている方の文字の書き方で、最近気になるのが、ペン(筆記具)の持ち方です。
きれいな字を書くために、ペンの持ち方って関係あるの?と思われる方もいるかもしれませんが、若い人ほど間違ったというか、理にかなっていない持ち方をしているケースが多いんです。
たとえば、よくありがちな「親指の付け根に筆記具をはさみ、親指をピンとまっすぐに伸ばす」という持ち方。これですと、手のひらと指との間に空間が作れないため、小さな動きしかできません。
つまり、全部の指に力が入りすぎると、手首も硬くなってしまい、伸び伸びと線を引くことができません。特に細かい字を書くときには、指先の感触が重要となります。
今どきの多くの筆記具は、指先の感触を必要としなくても、文字を整えて書けるよう進化しています。
このため、持ち方を気にしなくてもよくなりましたが、その反面、文字を書くときの指先の微妙な感触を失ってしまったような気がします。