【コブスくんのモテ男道!】舌のこけを磨くのはNO! 歯科医に聞く正しい口臭対策とは?
「このごろ疲れがとれないのだけど、なんだか口臭がするみたい」、「このニオイは昨日の飲み過ぎのせい!?」、とどめは、「アンタの口、クサイよ」と誰かに言われて愕然(がくぜん)……。
そこで、歯学博士で専門は口腔(こうくう)(こうくう)衛生、かつ口臭外来がある江上歯科(大阪市北区)院長の江上一郎先生に、「正しい口臭対策」についてお話をうかがいました。
■口臭の原因はだ液が減ること
――口臭の原因として考えられることを教えてください。
江上先生「だ液が少なくなって起こることが多いです。だ液が減るとなぜ口臭になるかというのが大事なポイントですが、だ液は、食べ物を消化して食べカスを洗い流し、また細菌が増えるのを防ぐ役割があります。口の中の粘膜を守り、清潔に保つわけですね。
そのだ液が減ると、当然、消化する力や抗菌力が下がってしまいます。すると、口の中に残った食べカスが菌の働きで発酵し、オナラや納豆のような臭気を発します。
また、だ液が減少すると口の中のさまざまな細菌が繁殖して、虫歯になる、歯周病になるなど、口の中の病気に直結していくことになります。
そして、これらの症状も、口臭の原因になります」