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【コブスくんのモテ男道!】パリジャン直伝!モテるエスコート術とは

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幼いころからレディファーストを重視するパパを見て育ったパリジャンは、自然なスタイルでエスコートが上手。そんな彼らに守られているからこそ、パリジェンヌの美しさが一層引き立てられている気がします。

パリジャンが心がける、モテるエスコートとはどんなものなのでしょうか?

友人の間でもエスコート上手と評判なジョン (31歳・会計士)、少し照れ屋だけれど二枚目のゴーチェ(28歳・ギャラリー勤務)、そして周囲に気配りを絶やさない癒やし系のヤン(30歳・銀行員)に話を聞きました。


■TPOによって変えるべきエスコート

まずはエスコートの定義です。3人の意見を総合すると、「エスコートと言っても、大きく分けて2種類ある」とのこと。

一つ目は伝統的に受け継がれてきたマナーとしてのエスコート。例えば高級レストランを訪れるときやオペラ鑑賞など、「伝統的にエスコートの方法が決まっている、マナーのようなもの」を指します。

二つ目は重い荷物を持ってあげる、車が横を通るときに内側へ導くなど、「日常生活の中で相手を大切にする気持ちから生まれる動作のこと」といいます。


ジョンの場合は、相手によっては、二つ目のエスコートをしないことがあると言います。

「一つ目の伝統的なエスコートは、どんな女性に対しても必要なんだ。

これはオペラや音楽鑑賞などのために正装で出かけたときに、長いスカートが引っかからないように導いたり、車に乗るときは女性の手を持ってバランスを崩さないようにしたり、エスコートマニュアルの本に書いてあるような基本的なこと。

いわゆるマナーなんだから、こういうことができないと女性がげんなりしてしまっても仕方がないんだよね。

一方、二つ目のエスコートは女性を守ろうという思いやりによるもの。たとえば工事現場の横を通るときには上から物が落ちてくる危険がないかなどを確認して安全な道へ誘導するとかね。

だけど、フェミニストの女性には二つ目のエスコートはしない。女性を特別視するレディファーストを嫌い、必ずしも好意的に取られないことがあるからね。
重い荷物を持ってあげようとすると『バカにしないでよ!自分で持てるわよ』とキレた子もいたくらい。

これは、ちょっとさびしくもある。男の願望として、高いハイヒールを履きながらヨタヨタと重いバッグを持たれるよりも、横にいる男がそのバッグを持ち、姿勢よく歩いてくれた方が美しいだろう?隣にいる女性をいかに美しくみせるのかが男の力の見せどころだと思うし、エスコートの基本なんだ」
■特別な日のエスコートでポイントアップ

女性にはやはり、プリンセス願望があるもの。この願望をジョンはうまく利用し、男力(おとこりょく)を見せつけます。

「たとえ荷物を持たせてくれない女性と付き合っていても、月に一度くらいエスコートさせてもらえる場を作るようにしているよ。

たとえば高級レストランやコンサートなど気品のある場所では、自分もその一員になれないとみじめな思いをするだろう。だから女性はたいてい、上手にエスコートしてくれる男性を必要としていると思う。

あと、高級な場所へ行くときの待ち合わせ場所を選ぶときは、絶対に現地集合にしない方がいい。


こないだ彼女との待ち合わせ時間に遅れてしまったとき、高級レストランの前で一人ポツンと居場所がなさそうに待っている彼女を見て、自分のエスコート力のなさに落ちこんだよ。

近くのカフェなどを待ち合わせ場所に指定しておけばよかった。一緒にいない時間もきちんとエスコートできるように、最初から準備しておかなくちゃダメだね」

ここで照れ屋のゴーチェが口を開きます。

「エスコートがうまいやつはいいけど、僕はもともとそういうのが苦手。でも日常生活でエスコートができない分、コンサートや会社のパーティに出かけるとか、ここぞというときにはビシッと決めるように努力はしているよ。

たとえば彼女がエレガントな洋服を着ていたら、階段を下りるときに必ず自分が彼女の二段ほど下を歩き、彼女が転ばないように手を差し出すとかね。

彼女は日々のエスコートを求めない子だけど、それでも普段と違うおれを見てグッとくるみたい。だから、付き合いが長くなってマンネリ化してきたら、こういうイベントに出かけると互いに気持ちが引き締まるということもあるね」

気配りやのヤンも普段の生活ではエスコートしませんが、彼女の小さなしぐさは見落としません。


「ある程度年配の方は、どんな場所でエスコートしてもそれなりに映(は)える。でも、20代の若者が同じことをしても、キザに見えるだけ。いつでもどこでも彼女にコートを羽織らせたり、安いレストランでも座るときにいすを引いてあげたりすると、『大丈夫よ。自分でできるから』って言われるよ。

ただ、彼女が『特別な洋服を着てきた』というときや、誕生日などの祝いごとの場では別。そういうときは肩を組んだり、ドアを率先して開けて彼女を通してあげる。彼女もうれしいみたいで、『次もおしゃれしようかな』なんて言ってくれるから、お互いにいい刺激になるんだ」

■同じリズムで食べることも重要なエスコート

「あとは、レストランに行ったとき、相手に食事をゆっくりと楽しんでもらうために相手のペースに合わせて食事をすることもエスコート術に入るかな。特に高級レストランの場合には、自分が先にどんどん食べてしまうと、相手もあせってゆっくり楽しめないからね」

とゴーチェが言うと、すかさずヤンが横から口をはさみます。


「そう!それは大切なことだね。僕は自分が早く食べてしまっていると気が付いたときには、何か面白い話題を提供して時間かせぎをするよ。でも質問型の会話や意見を求める話題はNG。あくまでも彼女が食べる時間を増やすための会話だからね。店の人に食事の素材について質問して、話を聞いてもらうというのも悪くない」

■二人の関係を美しく見せる

しかし、男性がエスコートすることによって、荷物を全く持たなくなる、ドアを開けないと怒るなど、女性がどんどんワガママになっていくようではダメだとか。

ジャンによると

「エスコートするのは、お互いに気持ちよく過ごすためだし、二人が美しい関係でいられるためのもの。

『男性がエスコートする、それを女性が快く受ける』という行為が自然にできているカップルは見ていて気持ちがいいし、周囲からの評価もアップするんだ。

だから、彼女がお礼を言わなかったり、傲慢(ごうまん)な態度に出たりするときは必ず話し合いをするよ。


見返りを期待しているわけではなく、男が常にへりくだって女性を立てているような関係では、彼女をただのワガママ女にしてしまうだけだからね。自分も、『彼女をそんな女にした情けない男』と判断されてしまうよ」

みんなの理想は、「ドアを開けたらニコッとほほ笑んで『ありがとう』と言いながらスッと中に入る」というように、互いの気持ちが通じ合って一連の動作がスムーズにいくこと。これで二人のエレガントさが決まるから、そんな関係を築けるように努力をしているのだと言います。

普段の生活ではエスコートができなくても、何かのイベント時にはパリジャンのエスコート術を見習ってみてはいかがでしょうか。

(蘭景×ユンブル)

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