【突撃!COBS】選ぶ側経験者が激白! 懸賞に当たる極意とは?
あらゆる手を尽くして懸賞への応募を重ねてきました。時には丹精込めて一文字一文字を美しく書き、あるときは記入し終わったハガキをぐにゃりと折り曲げて。しかし、その努力が功を奏した試しがありません。世にはびこる懸賞の裏ワザを信じてここまでやってきたのですが、このやり方が間違っていたのでしょうか。雑誌、ウェブマガジンなどで抽選担当を経験したことがある方々に、当選しやすいコツをこっそり聞いてきました。
■ライフスタイル誌
まずは、女性向けのライフスタイル誌の中の人を直撃しました。
――当選者を選ぶときに、何か基準や条件などはあるのでしょうか?
「特に基準や条件を設けているわけではありませんが、毎号同じ人ばかりが当選しないようにはしていました。過去に当選した人のリストをエクセルで記録しているのですが、過去半年間に当選した人は無条件ではじきます。
また、どうしても当選したいという思いから、何枚もハガキを送ってくる方がいるのですが、複数枚送られてきた時点で選外にしていました」(ライフスタイル誌の懸賞担当者、以下同)
――ふむふむ。では、逆にどういうのを当てるようにしていたのですか?
「プレゼント抽選のページにある"その号を読んだ感想"などのアンケートに、長文で一生懸命答えてくれている方を当てるようにしていました」
――熱意を買う、ということですね?
「そうです。同様の理由で華やかに装飾しているハガキも、目にとどまりやすくなるので当選確率は上がります。色が塗られていたり、シールが張られていたりと、創意工夫がされているとこちらも楽しい気持ちになって、この人を当選させてあげようかなという気持ちになるじゃないですか。逆に折り曲げられたハガキは印象が悪かったですね。確かに目には留まるけど、見た目がきれいではないので……。しかもそういうハガキに限ってアンケートの回答が一行だけだったり、適当なんですよね」
■男性ファッション誌
男性向け媒体だとどうなのでしょうか。応募者のほとんどが男性だと、届くハガキの趣向も変わってきそうですね。
中の人に直撃しました。
「郵便番号、住所、氏名、電話番号がきちんと記入されているものを選ぶようにしています。特に抜けが多いのは郵便番号。これが書かれていないハガキを当選させると、こちらでわざわざ郵便番号を調べなければならず、厄介なんですよ……」(男性ファッション誌の懸賞担当者、以下同)
――確かに、言われてみればそうですね。
「電話番号も重要です。郵送でプレゼントが届くのだから、電話番号はなくてもいいと思ってしまうのかもしれませんが、住所の間違いや何か不都合が起こったときに、電話番号が書かれていないとこちらも連絡が取れません」
――これも言われてみれば!漏れがないか入念なチェックが必要ですね。
「あとは選んでいる担当者の好みでしょうか。きれいにデコレーションされたハガキを素直に選ぶ人もいますし、あえてそういうものを選ばないヒネクレ者もいますので(笑)」
■20代向けウェブマガジン
では、ネットから応募ができるウェブマガジンの場合はどうなのでしょうか?
「エクセルで管理した応募者のデータから乱数を発生させて選んでいます。
アンケートにたくさん答えたかどうかは一切関係なく、完全にランダムです」(ウェブマガジンの懸賞担当者、以下同)
PC上から応募するものはPC上でシステマチックに、手書きで応募するものはアナログ的に人の手によって選ばれていることが多いようですね。いつか懸賞に大当たりして、その喜びをかみしめたいものです。
(朝井麻由美+プレスラボ)
【関連リンク】
【コラム】人生の分岐点。どっちを選んで、どうなった?
【コラム】あなたが選ぶ史上最強の「ギャグ漫画」と言えば?
【コラム】オリンピック中継で、自作の応援FAXを読み上げられたい!!