【COBCOB世論調査】モノなのに名前を付けたことってありますか？

「ゲイツ」、自分の財布をそう呼んでいたことがあります。マイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ氏から拝借し、お金がたくさん入ってきますようにという願掛けのつもりでした。気付いたら……モノなのに名前を付けていた。皆さんは、そんな経験ありませんか？「モノに付けられた名前」について、コブス読者にアンケートしてみました。

調査期間：2011/5/17～2011/5/19
アンケート対象：COBS ONLINE会員
有効回答数：739件(ウェブログイン式)



まずは、皆さんにこんなことを聞いてみました。

■お気に入りのモノに名前を付けたことはありますか？

あります(22％)
ありません(78％)

およそ2割の人がモノに名前を付けた経験があるようです。続いて、モノに名前をつけたことがあると答えた方々に、「どんなモノ」に「どんな名前」を名付けたのか聞いてみました。

■「どんなモノ」に「どんな名前」を付けたことがありますか？

「パンダのぬいぐるみ」に「ヤマグチクン」
当時付き合っていた彼氏の名字から付けました(30歳／女性)

ぬいぐるみに名前を付けるという方は多いようです。恋人の名前を付ける場合、末永く幸せであれば問題ないのですが、別れてしまったら、ぬいぐるみを見る度に思い出すのがつらそうです。

「自転車」に「ルーシー」
色がなんとなく欧米的な感じがしたから(29歳／女性)

ルーシー＝欧米（おうべい）系？……嫌々、そんなことは問題ではないのです。「なんとなく」のフィーリングがモノに名前を付ける一番の醍醐味（だいごみ）かもしれないのです。

「PowerBook G3」に「じーさん」
あまりにも古かったので、そう呼んでいました(22歳／女性)

上手い！そんな一声が掛かりそうなネーミングセンスですね。モノの名称をダジャレにしたり言葉遊びにしながら、名前を思い付く人もいるようです。

「サックス」に「潤一」
買ったのがワールドカップイヤーだったので、サックス仲間とみんなでお気に入りの日本代表選手の名前をつけました(24歳／女性)

サッカー日本代表の稲本潤一選手から名付けられたようですね。サックス仲間が集まるたびに、サックスの代表イレブンがそろいそうです。「会社のシュレッダー」に「ペコちゃん」
書類を食べているような感じがするから(22歳／男性)

社内共通でモノに名前を付けるのもいいかもしれませんね。たとえ険悪な空気になっていても、「この書類を、ペコちゃんに」の一言で一気に和みそう。

「犬型の座いす」に「ウエンツ」
普段は尻の下に敷かれるかわいそうな運命なので、せめてカッコいい名前をつけようと思った。「何か犬っぽい人」と、考えを巡らせて「ウエンツ瑛士」が思い浮かんだ (28歳／男性)

ウエンツさんご本人も、まさか自分の名前が座いすに付けられているとは思いもよらないでしょう。いつか本人に座ってもらいたいですね。

「体重計」に「ボス」
体重計に乗るたびに、まるで怖いボスに会うような緊張感があるから(26歳／女性)

女性の皆さんの思いを代弁してくれているような名前ですね。ダイエットをあきらめて体重計が怖くなくなってしまうのも悲しいので、いつまでもボスと子分のような師弟関係がベストなのかもしれません。

「自転車」に「ミルフィーユ」
ミルフィーユが好きだし、女の子らしいという理由で名付けた。でも一番の理由は当時、不思議ちゃんを気取っていたから(29歳／女性)

自己プロデュースに活用するという方法もあるようです。きっとふわふわした時代だったに違いありません。

名前が付けられたモノには愛着が生まれたりするもの。難点はうっかりそれを人前で声に出してしまい、恥ずかしい思いをすることくらいでしょうか。上手に使い分けていきたいですね。

(フルタジュン／劇団フルタ丸＋プレスラボ)

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