愛あるセレクトをしたいママのみかた

【コブスくんのモテ男道!】定番の卵かけごはんだけじゃない! 白米がススム、オリジナルごはん

マイナビニュース

おなかは空いているのに、料理を作るのは面倒だし、外食の気分でもない。そんなときはお手軽自炊の代表、「サッと食べられるオリジナルの簡単○○ごはん」の出番です。

読者のみなさんの「おすすめごはん」を聞いてみたところ、定番の卵かけごはん以外にも、お手軽かつおいしそうなメニューがたくさん集まりましたのでご紹介しつつ、管理栄養士の白川先生にもアドバイスいただきました。

調査期間:2011/6/15~2011/6/19
アンケート対象:COBS ONLINE会員
有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)


■夏バテ対策ごはん

今日は何ごはんにしようか……と迷うあなた、必読。

「これは人にオススメしたいと思う『簡単○○ごはん』はありますか」とおたずねしたところ、
「はい」と回答した方は、32.3%いらっしゃいました。そのみなさんのレシピや作り方、食べ方のコツを管理栄養士の白川みさと先生のアドバイスとともにご紹介します。

<生ニラごま油ごはん>

●作り方

生のニラをみじん切りにします。それにごま油をあえるだけの簡単メニューです。
温かい白ごはんにのせると、とってもおいしいです!(28歳/女性)

白川先生のアドバイス
ニラには、消化促進、食欲増進の働きがあるので、食欲が減退する暑い夏にもよさそうですね。

豚肉などのビタミンB1が豊富な食材をプラスすると、さらにスタミナがアップします。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える働きがあるので、忙しいときは積極的に取り入れたい栄養素だと覚えておきましょう。

夏は、汗といっしょに水溶性のビタミンやミネラルが失われやすいと言われています。ニラに含まれるアリシンはビタミンB1の吸収を助けてその働きを持続させる効果が期待できます。ニラと豚肉は味の相性も抜群なので、さらにごはんが進みそうですね。

<和風まぜまぜごはん>

●作り方

かつおぶし、ごま、和風だし、しょうゆをごはんと一緒に満遍なく混ぜます。梅干しや塩こんぶを入れて食べるのもオススメです。
和風の食材ばかりなので、白いごはんによく合います。 (25歳/女性)

白川先生のアドバイス
暑さの影響もあり、夏は疲労がたまりやすいと言われています。疲労の原因と言われているのが、体内に蓄積された乳酸です。たまった乳酸を分解する働きをするのが、クエン酸です。クエン酸は、梅干しや酢、グレープフルーツなどのかんきつ類に多く含まれていて疲労回復につながります。さらに、酸味のある食材はあっさり食べられるので、食欲のない日や暑い夏にもいいでしょう。

<豆腐&きゅうりごはん>

●作り方

ごはんに豆腐ときゅうりの千切りをのせます。そこに、めんつゆとラー油をかけて食べるたけの簡単メニュー。
サラサラ食べられるので、夏バテで食欲が分かないときによく作ります。(26歳/女性)

白川先生のアドバイス
豆腐ときゅうりの組み合わせはあっさりしていて、とても食べやすそうですね。きゅうりには、体にこもった熱を冷ます作用があります。きゅうりの約95%は水分です。その中に含まれている苦味成分には、利尿作用があり、ムクミやのぼせを改善する働きがあると言われています。

胃腸の働きを活発にしてくれるしょうがを加えると、さらに食欲がアップするでしょう。もう少し、刺激がほしいときは、ラー油を数滴加えるといいでしょう。

<アボカドごはん>

●作り方

白いごはんに、アボカドをのせ、上からかつお節をかけます。
そこにしょうゆを少したらします。ポイントは、アボカドを粗めにつぶしておくことです。(27歳/女性)

白川先生のアドバイス
森のバターとも呼ばれるアボカドは栄養価が高く、ビタミン、ミネラルも豊富な果物です。

特に、血行の巡りをよくし、冷えすぎたからだを温めるビタミンEが豊富に含まれています。冷たい飲み物や食べ物をとりすぎてしまう夏には欠かせない栄養素です。

また、かつお節はエネルギー源となるタンパク質を多く含むので積極的にとりいれたい食材です。

脳の働きを活性するDHAが豊富なマグロを一緒に食べるのもいいでしょう。

■消化にいいヘルシーごはん

<とろとろ卵丼>

●作り方

フライパンで豆腐をいためて、豆板醤(トウバンジャン)としょうゆ、塩で味を調えます(中華スープの素を入れてもOK)。
そこに油を少し多め(大さじ2くらい)に加え、とき卵でとじてでき上がり。アツアツのうちに食べるのがポイントです。(28歳/女性)

白川先生のアドバイス
豆板醤などの香辛料には、胃液の分泌を促進し、食欲を増進させる効果があります。ごはんと一緒に、豆腐や卵などのたんぱく質が摂取できるところもいいですね。

もう一つ食材を追加して栄養バランスをアップさせるには、免疫力を活性化し、風邪の予防効果があるネギや、消化酵素の分泌を活発にして消化促進、食欲増進の効果が期待できるニラなどの野菜を刻んで加えるといいでしょう。

<ネバネバご飯>

●作り方

納豆、オクラ、メカブ、ナメコなど、ネバネバ食材に、生卵としょうゆを加え、混ぜます。夏バテのときや、二日酔いで食欲がない日には、もってこいです。(27歳/男性)

白川先生のアドバイス
ネバネバ食材は、ごはんと絡んで食べやすくなるので、食欲がない日にもオススメです。
野菜の粘り成分が胃粘膜を保護して、たんぱく質の消化吸収を助けます。すりおろした山芋をかけて、ネバネバ感をアップさせてもいいでしょう。

また、夏に食べる場合は、旬のモロヘイヤを加えることをお勧めします。モロヘイヤは、免疫力を高める効果が期待できるβ(ベータ)カロテンが豊富に含まれている食材です。

βカロテンは脂溶性のビタミンなので、刻んだモロヘイヤをさっと炒めると、より効率よく摂取することができます。

ビタミンB1が豊富に含まれる、のりを刻んでのせたり、白米をビタミンB1が多く含まれる玄米に変えると、より栄養価がアップします

<梅しそご飯>

●作り方

白いごはんに、刻んだ梅肉、しその葉の千切り、白ゴマを混ぜ合わせるだけのシンプルメニューです。簡単だけど、ごはんがすすむ逸品です。(31歳以上/女性)

白川先生のアドバイス
香味野菜のしそと、酸味のきいた梅は、食欲アップ食材の代表格です。
ごまは、いってからすりばちですると香ばしさが増して消化を助けます。

また、ごまには植物性脂肪が多く含まれていて、コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。ただし、体にいいとはいっても、ごまは、脂肪類です。脂肪過多にならないように、とりすぎは控えてくださいね。

たくさんのおいしそうな簡単オリジナルメニューを聞くことができました。また、白川先生には、夏に不足しがちな栄養素をアップさせるポイントを中心に解説をしていただきました。

「簡単ごはんの日は、栄養バランスまでは気を配っていない人が多いと思います。でも、ほんの少しの工夫をするだけで消化吸収を促進したり、栄養バランスをアップさせることができるようになるのです」と白川先生。簡単でおいしい上に、栄養のバランスがいいとなれば言うことなしです。ああ、何だか無性におなかがすいてきました!

監修:白川みさと氏。北海道藤女子大学を卒業後、管理栄養士の資格を取得。現在、北海道内の小中学校を中心に、栄養指導などを行っている。

(藤井空、井上樹里/ユンブル)

【関連リンク】
【コラム】ラー油、ポテチ……。卵かけご飯に足す意外な組み合わせは?

【コラム】賞味期限を過ぎた卵、本当はどのぐらい過ぎても食べられる?

【コラム】ついに発見!松屋の牛めしの最高にうまい食べ方!

提供元の記事

提供:

マイナビニュース

この記事のキーワード