【コブスくんの使えそうな仕事術】「ワイシャツで乳首が透けがち」夏ファッションの悩み、答えます
7月の酷暑再びの毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?先日COBS ONLINEの読者にアンケートを行ったところ、スーパークールビズを実施している企業は3割に満たないということですから、さぞかしみなさん、ぐったりのことかと推察します。
そんな、クールビズについて皆さんからいくつか疑問が寄せられましたので、ビジネスマン向けフリーマガジン『COBS』の編集長でファッションにも造詣が深い和田氏に聞いてみました。
Q.「ワイシャツの乳首が透けがちなので、どうしたらいいでしょう?(男性/23歳)」
アンケートによると、もっとも多いクールビズが「スーツの上着を脱いで、ノーネクタイ」というスタイル(36.1%)。となると、着ているシャツの生地によっては、乳首は透けてしまいますね。
透けるのがどうしてもいやなら、下着を着るしかないでしょう。そのときに注意したいのは、丸首TシャツはNGだということ。シャツの襟元からのぞくTシャツはカッコいいものではないですから。ここは深めに切れ込んだVネックのTシャツかタンクトップがいいでしょう。
そもそも欧米(おうべい)ですと、シャツは下着という概念があるそうなので、上着をきちんと着るか、ウェイストコート(ベストのこと)を着るかというのがジェントルマンの作法です。まあ、今の時代においてそんな人はヨーロッパでも希少かと思いますが。(談)
Q.「どうやって着こなせば、おしゃれに見えるかを知りたい(男性/34歳)」
暑いからといってどんどん薄着になればいいってものではないですよね。特にビジネスの場合は。襟付きを着用することはもちろん、麻やウールなど、涼しい素材を選んで工夫をしてほしいです。
個人的には、暑くてもタイまでしている人を見ると、その人にスタイルを感じます。「おしゃれ」というよりも「スタイリッシュ」であることが大切だと思います。(談)
Q.「女性のクールビズでいけてる着こなしって?(女性/22歳)」
OKとNGのボーダーがとてもあいまいなのが、女性のクールビズですよね。
しかし、ノースリーブやキャミソール、チューブトップなど肌の露出が目立つものがNGというのは常識でわかるはず。
昼と夜のドレスコードを基準に持っておくのがいいのではないでしょうか。極私的な好みになりますが、上質な白の、あるいはきれいな柄のブラウスをエレガントに着こなしている女性には魅せられますね。
ヒールを履いて歩き方がさっそうとしているというのもポイント。ヒールを履くとぎこちなくなる人っているじゃないですか。(談)
和田編集長ありがとうございました。オフィスファッションをまとめると、個性を出し過ぎてアウトと思われるよりも、普通のファッションが大切ということでしょうか。
見えない部分や小物などで個性を出すのはアリですが、目立つところは控えめに。
ちなみに、こちらでも『COBS』編集長和田氏のファッションコラムが読めます。さらにディープにやっていますので、よろしければどうぞ。
(COBS ONLINE編集部)
●今回お話を聞いた人
和田知巳(わだ・ともみ)
1967年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。92年毎日コミュニケーションズ入社。新卒・キャリア向け就職情報誌の編集、95年からPC雑誌・書籍の編集に携わる。2004年よりビジネス実用誌『COBS The Council On the business styles』(コブス)編集長に就任。
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