【コブスくんのモテ男道!】歯科医に聞く。あなたの歯磨き正しい? 間違っている?
うちのクリニックでは、米粒一粒、多くても5ミリと指導しています。
市販の歯磨き粉の多くは、泡立ちをよくする界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)、研磨剤(リン酸水素カルシウム)などが入っており、確かに歯はきれいになります。しかし、歯ぐきや口の中の粘膜が、界面活性剤によって油分が取られてカサカサになったり、研磨剤で傷ついたりします。
コーヒーや紅茶などによって、歯が着色しているときには有効ですが、毎日使うのはおすすめできません。気になる人は、歯磨き粉を買うときは、表示をよく見てラウリル流酸やリン酸など化学成分が入っていないものを選んでください。私のクリニックでは漢方の歯磨き粉を紹介しています」
――歯を磨きすぎると歯が削れてしまうことはあるのでしょうか?
江上先生「歯は象牙(ぞうげ)質の上にエナメル質がかぶさっています。エナメル質は歯磨き程度で削れることはないのですが、年齢とともに歯ぐきがやせてきて、今まで歯ぐきに覆われていた歯の下側、根に近い象牙質の部分が出てきます。象牙質は歯磨きのような摩擦(まさつ)で削れてしまうこともあります。
歯磨きは自己流でやっている人が多いと思いますが、ぜひ一度歯医者さんで、歯磨き指導を受けるといいですよ」