【コブスくんのモテ男道!】女子へのプレゼントのコツは「あげない」
企業のマーケティング戦略を見ていると、それはそれは研究されていることがわかります。例えば、ある男性向けボディソープは、試供品を街で配る際「お湯をかけると当たりハズレがわかるくじ」を同封しました。理由は簡単。
ボディソープの試供品を配っても、ほとんどが「旅行の時にでも使うか」と忘れられてしまいます。しかし「お湯をかけると当たりがわかるくじ」を同封すれば、風呂場で使ってもらえる確率が高くなります。
外食のサービス券も同じ。あげたら「当日は無効です」、「次回から有効です」が当然。なぜって、ただ割り引くだけじゃソン。
ようは、もう一度来てもらうためにやっているからです。
しかし、なぜかわれわれは、本当に相手がほしいものをプレゼントしてしまう。もちろん、その気持ちは尊いが、党員諸君、それだけじゃいけない!
以下、今日も「マジかよ!」と言いたくなる意外な党則であります。
党則15:プレゼントは「家に忘れる」
党則16:おみやげも、買ってきて「家に忘れる」
時代劇に出てくる越後屋(えちごや)なみの謀略です。
例えば、口説き落としたい子の誕生日、彼女が好きなもので、かつ、まあまあおいしいものをごちそうしたとしましょう。彼女がまあまあ満足している瞬間、謝ります。
「プレゼント、用意したんだけど、家に忘れちゃったんだよね」
おみやげも同じです。出張の数日後、彼女と会ったとします。
「すっごくおいしいんだよ。でも、家に忘れてきちゃった」
ここで、ついに決めゼリフがさく裂します。ドーン!
「今からちょっと家で飲もうよ」
「次持ってくるね。いつにしよう?」
そう。あえて忘れることで、家に連れ込めるか、もしくは、さらに1回、親しくなるチャンスが出現するんです。越後屋、そちもワルよのう!
しかも、プレゼントの中身も、研究しなきゃいけない。
党則18:できれば、一般的でなく、安いもの
仮に、彼女が冷え性だったとしましょう。電気毛布くらいでよくね?
そう、普段から「彼女がどんな人か」興味を持つのはコミュニケーションの第一歩。
データをちゃんととっていないと、バックとか時計とか、高いものを買うしかなくなってしまうんです。
もし彼女が「かき氷が好き」であれば、東急ハンズの電動かき氷機+練乳+抹茶+あずきでよくね?「コーヒーが好き」であれば、高そうに見えるコーヒー豆でよくね?でもって、決めゼリフは「付き合ってもないのに高いものはよくないと思ったんだ。むしろ、キミが喜んでくれそうなもの、一生懸命さがしたんだよ」。
越後屋、その方もワルよのう!
(文/マグナム山田)
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