【コブスくんのモテ男道!】背中のニキビはカビ菌が原因って本当?
顔と違って背中は自分では見えないので、意外とケアを怠りがち。背中のあいたドレスを着たときにふと鏡で見てみると、赤いポツポツがいっぱいでショックを受けたことありませんか?
背中のニキビは実はカビ菌が原因と聞いたことがありますが、毎日洗っているのに身体にカビがつくなんてことありえるのでしょうか?このうわさについて、平田雅子先生(私のクリニック目白)に伺ってみました。
(以下、平田雅子先生)
確かにカビ菌が原因で、背中にニキビとよく似た赤いポツポツした湿疹(しっしん)ができることはあります。でもこれはニキビとは別のもので「マラセチア毛包炎」という病気なのよ。
マラセチア毛包炎とは、マラセチア菌(カビ菌の一種)が皮膚を刺激することで炎症を起こす皮膚病です。
マラセチア菌は誰の皮膚にもいる常在菌よ。毛穴に存在して皮脂をエサに増殖する性質があるため、皮脂分泌が多い背中や頭皮などにできやすいのよ。
また、マラセチア菌はカビの一種のため、湿気を好む性質があります。
だから湿度の高い夏は増殖しやすく、症状も悪化しやすいの。
予防には、過剰に皮脂が分泌されないよう高脂肪の食生活を避け、汗をかいたらすぐにシャワーを浴びるなどして、皮膚を清潔に保つことが大切よ。