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【コブスくんのモテ男道!】水上バイクやレストラン。観光地でだまされないコツ

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気分転換やリフレッシュで出掛けたはずの海外旅行で、余計にお金をとられたり、だまされたりしたら後味が悪いものです。

そこで、日本人だけでなく世界中から観光客の集まるプーケット島で、夫と一緒に水上バイクのレンタル業を営むワンディ美穂(みほ)さんに、「観光客がだまされないコツ」についてお話をうかがいました。


■レストランはメニューを確認

「だまされないコツですか?そうですね。タイに限らず、どこの国でもそうですが、まず知らない人について行かないことですね。

特に日本語で話しかけてくる人は注意が必要です。『いい店を知っている』、『安い○○がある』、『案内してあげる』などです。親切な人だと思って付いていくと、実はぼったくりのお店であることも……」と美穂さん。

続けて、こう説明します。


「また、日本人であっても警戒は必要です。お店からもらえるバックマージンを目当てに、日本人観光客に近づく現地在住の日本人もいます。

本当に『いい店』なら、ガイド代を払ったと思えばいいのですが、現地の相場からすれば、かなり高額な支払いをしている場合があるので、現地の人々の給料や年収など、ざっと頭に入れておくとよいでしょう」(美穂さん)

比較的治安が良いと言われる場所でも、深夜に出歩かないというのは、世界共通。

「特に若い女性は危険です。声をかけてくるのは、ナンパや強盗目的の人の可能性が高いのです。普通の人々が出歩かない夜中に活動している人は、何かしらのチャンスを狙っているということを覚えておいてください」(美穂さん)

レストランやスーパーなど、「だまされていないと思っていても、実はだまされているということもある」と美穂さんは言います。

「レストランは、ほかの現地の人のテーブルと同じメニューか確認してください。日本語バージョンのメニューは現地の言葉で書かれたメニューより高い値段が書かれていることもあります。


また、値段が書かれていない場合は、会計時に高い金額を請求されることがあります。

シーフードの『時価』も、注文前に必ず、今日の値段を確認してください。その値段が、グラム単位かキロ単位かもチェックしてください。単位違いなどで、支払いの段階になっていろいろと因縁をつける店もありますから。また、スーパーでは、レジで精算するときに注意が必要です。カゴいっぱいに商品を入れて友達と日本語でしゃべっていると、ホテルに帰った後、買ったはずのものが少ないということがたまにあります。

タクシーかどこかに落としたのだろう、とあきらめてしまうことが多いのですが、実はレジで店員に抜かれているのです。

レジに打ちこんだ後、袋に入れるふりをして下に落とすか隠すなどかして、後で返品処理。
もちろん、お金は店員のポケットに入ります」

手のひらサイズの虫よけスプレーや、外国製の日焼け止めなど、小さくて高価なものが狙われるとか。

■水上バイクは自分で操縦しない

海辺の観光地では、マリンスポーツにかかわるトラブルも付きものです。

「観光客との間で、一番多いトラブルは、水上バイクの修理費に関することです。プーケット島のパトンビーチでは、船舶免許のない人でも水上バイクを操縦することが認められています。

そこで、借りた船を傷つけたり、ほかの船とぶつけて壊したりしたために、高額な修理費を請求されたという話が後を絶ちません。

しかし、パトンビーチの水上バイクは、日本のヤマハ製の輸入品が中心です。関税の関係で、日本で買うよりも高価ですし、修理にかかる部品も日本からの輸入品。

少しの傷でも大きなパーツの取り変えが必要なこともあり、数万単位や、場合によっては旅行代金ぐらいの高い金額になることも事実としてあります。


もちろん、船が最初から整備不良で壊れやすかったのか、そうでなかったのかは観光客には分かりません。そのため、『だます、だまされた』の話に発展してしまうのです。

プーケットでは水上バイクのレンタル料金は、インストラクターの操縦込みの値段です。彼らは波の状態や海底のコンディションのプロですから、無免許の人はもちろん、免許があって腕に自信がある人でも、操縦はインストラクターに任せましょう。

そうすれば、万が一故障しても『お前が壊した』などいいがかりをつけられることなく安心です」と美穂さんは次々にアドバイスをします。

ビーチ関係者や観光客相手の商売をしている人にはマフィアが多いとうわさされがちですが、それには美穂さんは否定します。

「ビーチボーイや乗り合いタクシー(トゥウトゥク)の運転手は、地元の人です。観光客が普通に観光している分にはマフィアの人と接する機会はないので、心配しないでください。
2004年にスマトラ島沖地震が起き、プーケット島も津波で壊滅的な被害に遭いました。しかし、今では元気を取り戻し、観光客で活気も出てきました。

観光地ではだまされやすいという印象が強いようですが、人をだましてお金をとろうという人間は一部だけですので、防犯意識を忘れなければ楽しいバカンスが待っています」(美穂さん)

これらの注意点は、いろんな国でもあてはまることが多いと思います。ぜひ、海外旅行の参考にしてください。

監修:ワンディ美穂氏。プーケット在住15年。タイ人のご主人はパトンビーチジェットスキー協会会長。ブログ「関西人のサバイ(バル)南国生活」(http://ameblo.jp/onakapunpuku)で観光ではわからない地元暮らしを日々発信中。


(下関崇子/ユンブル)

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