【コブスくんのモテ男道!】虫刺され、シミ。皮膚科医に聞く。肌に跡を残さない方法とは
日焼け、虫刺され、にきびなど、気が付けば肌にトラブルの跡がシミのように……。
肌に残るさまざまなトラブルの跡を解決する方法はないのでしょうか。皮膚科医で、はざの皮膚科(大阪市都島区)院長のはざの比呂江先生にお話をうかがいました。
■肌のトラブル跡はどれも同じ「シミ」ではない
――日焼けや虫刺され、にきびなどの跡がシミのように残るのはなぜでしょうか。
はざの先生「日焼けや虫刺され、にきびなどは、日常的に起こるために軽く見られがちですが、肌にとっては大きなダメージでどれも『皮膚の異変』です。
シミのように残った跡は、それぞれの傷が正常に治ったときに見られる皮膚反応の一種ですから、あって当たり前。
これらのトラブル跡は、どれも同じようなシミに見えますが、原因も対処方法もそれぞれ違います」
――では、日焼けの跡が残るメカニズムについて教えてください。
はざの先生「日焼けには2種類あります。
一つは、紫外線UV-A波による『サンタン』です。紫外線を受けた皮膚が防御反応を起こし、シミの原因といわれるメラニン色素を過剰に作り出すために起こる現象で、日光を浴びてから24~72時間の間、メラニン色素の沈着が進み、皮膚が褐色から黒ずみへと変化します。