【日本合コン党幹事・マグナム山田の「これさえすればフラレない方法108式」】「面白い話」とは何か? 「相手を知り」次に「分かる」を探す
実は、読者の方からうれしいメールをいただきました。娘はあずかった。返してほしければ1,000万円持って大黒ふ頭に……じゃなくて「そもそも、合コンで何を話せばよいか分からない」というものです。
ビジネスの現場でも、同じです。取引先の、あまり親しくない人と2人きりになるシチュエーションって、誰もが微妙にニガテですよね。
そもそも話す必要なんかない。でも、黙っているのも気まずい。合コンだって、これと同じです。
そんな時、何を話せばいいんでしょう。面白いネタでも話しておけばいいんでしょうか?
その前に、相手を知る必要があります。
党則22:最初の会話は「相手を知る」ことから始めるべし!決めゼリフは「最近どうよ」
この時、さぐるべきはこの1点です。もう、絶対です。
・相手が何に興味を持っているか
だからマグナムは、合コンで──いや、取引先と雑談する時も、ここから始めます。「最近、どう?」。例えばこんな会話です。
マグナム「最近どうよ」
真実「どうよって?」
マグナム「何か遊んだりしてる?」
真実「んー、映画見た」
マグナム「映画スキなの?」
真実「わりと」
マグナム「面白いの教えてよ」
ここでマグナムの心の中のメモには「真実は映画好き」と刻み込まれます。
相手が「最近どうよ」に乗ってこなくても、基本は「相手が普段何をして、何を考え、過ごしているか」を聞くべきなんです。
マグナム「最近どうよ」
恵理子「いや、どうもないよ」
マグナム「なんか面白いことあった?」
恵理子「んー、別に」
マグナム「今日何してたの?」
恵理子「普通に仕事してた」
マグナム「道路工事とか?パワーショベル動かしたり?」
恵理子「ちがうw。普通の事務」
マグナム「サンドバッグたたくとか?」
恵理子「ちがうw事務だって!」
マグナム「机仕事か。オレもやってた。パソコンやってると肩こらない?」
恵理子「そうなのよねー」
マグナム「分かる。オレもひどいんだよ。マッサージとか行くの?」
恵理子「行く」
マグナム「甘いな」
恵理子「え?」
マグナム「すげーデトックスがあるんだよ」
途中のボケはともかく、基本は、相手が何に関心を持っているかを知ることなんです。そして、自分が関心がある分野なら、一緒に盛り上がればいい。
マグナム山田は、元気そうな名前の割に肩こりがひどいんですよ。マッサージ機の話、肩こりに効くストレッチの話とかできますね。
同時に、この会話がアピールを兼ねているといいんです。
マグナム「肩、こるんだよ。仕事が大変でね」
恵理子「何してるの?」
マグナム「マーケティングの本を書いてるんだ。オレの本、amazonでも買えるよ」
恵理子「へー」
ちょいちょいと、自分が何者であるかをはさんでいくわけです。
結局、人は自分が興味関心を持っていることで盛り上がるのが大好きなんですよ。ガンダムが好きな人は、結局、ガンダムの話が面白い。
でも、ガンダムが好きでもない女の子に延々とガンダムの話を聞かせれば、それが主観的にはどれだけ本当は面白い話であれ……女子はトイレで「今日、つまんないね」と言うでしょう。
だから、まず「最近どうよ」的なセリフで、相手が何に関心を持っているか探すんです。これ、仕事でも使えるんですよ。
次回に続きます。
(文/マグナム山田)
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