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【コブスくんのモテ男道!】お尻フリフリ歩きは、体の異常のサイン

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皆さんの歩き方はどんな歩き方でしょうか。まっすぐ、ふらふら、すり足……。「お尻をフリフリ」歩くのは、体の異常かもしれません。詳しい話をカイロプラクティック理学士の檜垣先生に教えていただきました。

(以下、檜垣先生)



街を歩いている時に、お尻を振りながら歩いている人を見かけたことはないでしょうか?

お尻をフリフリ歩くと、女性ならばセクシーに格好よく見えることもあるかもしれませんが、不自然で目についてしまうという人もいます。

自身では、どのような歩き方をしているかは、分かりにくいですし、気づかない人も多いようですが、他人から歩き方を指摘されて、初めて気づくという人がとても多いようです。

この「お尻をフリフリ歩く」という動作は、単に歩き方のクセだと思われがちですが、ここには体のある部位に異常が起きているサインである可能性もあるのです。

その異常部位とは、お尻の筋肉の一部である「中殿筋(ちゅうでんきん)」です。


あまりなじみのない筋肉の名称かもしれませんが、骨盤から大腿(だいたい)骨の大転子という部分に
付着していて、体重を支える時や下肢を動かす際に働く、とても重要な筋肉です。

日常生活では、大活躍する筋肉なだけあって、疲労すると腰痛にも関連しやすく、腰痛持ちの人にとっても、中殿筋の状態をチェックすることは大切なポイントになります。

歩行の途中で、片足立ちになる瞬間がありますが、この時に中殿筋が働いて支えています。
しかし、中殿筋の機能が低下すると、支えることがうまくできなくなるため、骨盤がぶれてしまい、お尻をフリフリ歩いているように見えてしまいます。

「だったら、お尻の筋肉を鍛えればいいの?」と思うかもしれませんが、この状態は、せっかくあるお尻の筋肉が本来の働きをしていないと考えられるため、鍛えようとするとかえって調子が悪くなる恐れがあります。

お尻をフリフリ歩いているかどうか、判断が難しいと思いますが、その傾向があるかどうかは、チェックすることができます。他人に見てもらうと、さらに分かりやすいと思います。

1.平らで足元が安定した位置に立ちます。


2.左足で片足立ちをして、右ひざを90度の位置まで挙げてみましょう。
もし、左の中殿筋の機能低下があると、片足立ちができなかったり、バランスを失ったり、右の骨盤が下がってしまいます。もしくは、右の骨盤が下がらないように、左側へ体を傾けながら、右ひざを持ち上げようとします。

3.同様に右足でも片足立ちをしてみましょう。
もし、右の中殿筋の機能低下があると、片足立ちができなかったり、バランスを失ったり、左の骨盤が下がってしまいます。
もしくは、左の骨盤が下がらないように、右側へ体を傾けながら、左ひざを持ち上げようとします。

また、日常生活の中でも、中殿筋の機能低下が疑われる傾向が表れているかもしれません。
例えば、

■立ったままズボンや靴下を履こうとすると、よろけてスムーズにはけない
■長く歩いていると、お尻や腰が痛くなったり、重だるくなったりと、不調になる
■股(こ)関節の調子が悪い気がする
など

中殿筋の機能低下も含め、お尻の筋肉の不調は、軽度であれば自覚症状として感じにくいことが多いです。


生活習慣やスポーツなどの影響で、体のあちらこちらの筋肉が疲労したままになっていると、二次的にお尻の筋肉に負担がかかり続け、お尻の筋肉も疲労し機能低下を起こすことがあります。

その時、中殿筋も影響を受けてしまうことが多々あります。

中殿筋に的を絞ってセルフマッサージをすることは難しいため、自覚症状がなくても、お尻の筋肉全体を軽くポンポンとたたいてほぐしたり、指圧したりと、普段から血行をよくしておくことが、機能低下を防ぐ際に必要になります。

(文檜垣暁子)

■著書プロフィール
檜垣 暁子(ひがき あきこ)
オールアバウト肩こり・腰痛ガイド
http://allabout.co.jp/gm/gp/51/
カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。

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