【コブスくんのモテ男道!】ホルモンを味方につけて美肌を手に入れるには?
これからの季節カサカサ肌には気をつけたいですよね。今回は、カイロプラクティック理学士の檜垣先生に「ホルモンと美肌」の関係についてお聞きしました。
(以下、檜垣先生)
最近では特に、女性だけではなく男性もお肌のお手入れを入念に行っているという話をよく聞きます。
高価な美容クリームを使ったり、サプリメントを飲んだり、顔のマッサージを欠かさないなど、さまざまな方法やアイテムがあります。しかし、どれも今ひとつ効果が出ず、次から次へとあらゆる方法を試しているという人もいるようです。
ここで考えたいのは、ヒトが生きていくうえで不可欠な睡眠についてです。
睡眠不足が続くと、女性であればだんだんと化粧のノリが悪くなってしまったり、男性においても肌にツヤが無くなり、ガサガサしてきた……といったことは、経験している方が多いかと思います。
さまざまな美肌に効くとされる方法を試してみてもダメという場合は、睡眠の質が悪く、皮膚の細胞分裂に重要な成長ホルモンの分泌が不足している可能性があります。
言い換えると、成長ホルモンの分泌を正常にさせることで、気にしていたお肌の状態が改善される可能性があるということです。また、今まで試してきた美肌アイテムや方法の効果を得られやすくなるかもしれないので、購入したものなど、無駄にならずに済むかもしれません。
また、成長ホルモンと言うと、子供の成長に必要なホルモンと思うかもしれませんが、働き盛りの大人にとっても大切な働きがあります。その働きとは、疲労を回復させる、細胞の修復や新しい細胞をつくる、そして皮膚の表皮細胞の分裂→新生です。
疲労の回復が早く、きれいな肌で元気に仕事に打ちこんでいるという人は、もしかすると成長ホルモンを味方につけているのかもしれません。
成長ホルモンの分泌に必要なことは「熟睡」です。しかし、ストレスによる心身への影響が多い現代では、眠りが浅く熟睡できないなど、睡眠の問題を抱えている人が少なくありません。この状態が長引くと、肌のかさつきはひどくなり、顔に小じわが増えていくケースもあります。
ストレスは成長ホルモン分泌の大敵、そしてお肌の大敵ということになります。
最後に成長ホルモンを分泌させるポイントをまとめておきますので、ぜひ参考にしてください。■成長ホルモンを味方につけるポイント
★時間が無いために、睡眠を削っている人は、できる限り睡眠時間の確保を。
★可能であれば22時か23時ごろには眠るようにしましょう。
★ストレスにさらされる時間を減らすことができるよう、好きなことに没頭する時間を設けましょう。
★入浴は、40度手前くらいのお湯に浸かり、1~2時間後に布団に入ることができると理想的です。
★熟睡できるための睡眠環境を整えましょう(音、明るさ、寝具、アロマの香りなど)
(文/檜垣暁子)
■著者プロフィール
檜垣 暁子(ひがき あきこ)
オールアバウト肩こり・腰痛ガイド
http://allabout.co.jp/gm/gp/51/
カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。
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