【コブスくんの使えそうな仕事術】不動産アドバイザーに聞く。退去時のトラブル対策ベスト3
新しい部屋に移転が決まった。さあ、引っ越し!でもその前に、これまでの部屋を家主に明け渡すという一大作業が……。退去時、敷金の返金や部屋の修理代、鍵の取り換え代、ハウスクリーニング代などについてのトラブルは日常茶飯事だといいます。
そこで、「女性の安全な暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザー・穂積啓子氏に、「退去時に多いトラブル・ベスト3」をお聞きし、その現状と対策についてうかがいました。
■トラブル1・退去する日の予告日に注意
主に20~35歳の世代に一番多い退去時のトラブルナンバー1について、穂積さんは次のように説明します。
「何と言っても、『家主への退去日の通知』に関することです。借主は、退去する日について事前に、契約書に記されている『退去の予告期限』までに、家主か管理会社(貸主)に通知しなければなりません。
住居の場合は、『退去通告は1カ月前までに』というのが一般的ですが、注意しなくてはならないのが、契約書によって、『月の途中での解約は認めない』などと記載されている場合です。
例えば、5月2日に退去する場合でも、5月31日まで家賃が発生してしまうということです。