【コブスくんのモテ男道!】お酒って飲めば飲むほど強くなるの?
年末に向けていよいよ忘年会シーズン到来。昔はそんなにお酒が飲めなかったけど、ここ数年飲む回数も量も増えたから、なんだかお酒に強くなってきた気がする……そんなこと言ってる人よく見かけますよね?
人間は慣れる生き物。アルコールに弱い人はいるけれど、お酒も飲んでいれば自然と少しずつ飲める(慣れる?)ようになるなんてことが本当にあるのか、管理栄養士のみやかわゆうこ先生に伺ってみました。
(以下、みやかわゆうこ先生)
簡潔にいいますと・・・お酒は、訓練で強くなることはありません。
詳しく説明すると…
飲酒により体内に入ったアルコールは肝臓に運ばれ、アセトアルデヒドという物質に分解されます。このアセトアルデヒドは毒性が強いため、分解されず体内に残ると、頭痛・吐き気・めまい・動悸(どうき)など2日酔いの症状が現れるのよ。
アセトアルデヒドはアルデヒド脱水素酵素によって酢酸に作り変えられ、さらに炭酸ガスと水に分解されて体外へ排泄されるの。これでようやく、血液中からアルコールが消滅するの。
アルデヒド脱水素酵素には4つの種類があり、その中でアルコールの代謝に一番重要な働きをしているのがアルデヒド脱水素酵素の「2型」。