【コブスくんのモテ男道!】日本全国おもしろマラソン、大会ラインナップ
東京の名所を回る東京マラソンをはじめ、日本各地で名所見学や名産物をうまく大会に取り込んだユニークなマラソン大会が開かれています。現在、どのような趣向の大会があるのかを見ていきましょう。
■「いただきまーす」と走り出す!
まずは北海道、東京、愛知、大阪、福岡と日本各地で開催されている全国スイーツマラソン(www.sweets-marathon.jp)。エイドステーションには、走りながらでも食べやすい一口サイズのお菓子が置いてあるという、甘党には夢のようなマラソンです。
しかも、管理栄養士のアドバイスに基づいたスイーツが提供されるとか。これならカロリー計算を気にせずに、思いっきり食べられそう。
おまけに、ゴール地点には地域の名物スイーツ店が並ぶ物産展が開催されています。ゴールに向かうモチベーションアップ効果抜群です!
続いては、おいしいマラソン情報です。
スタートの掛け声が「いただきまーす!」というマラソンは、米どころ新潟、南魚沼(みなみうおぬま)市グルメマラソン(http://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/gurume/)。2011年6月に第2回が行われた新しめの大会です。
うれしいのが、レース後に南魚沼産コシヒカリが食べ放題なこと!おかずは100~300円で購入できるというから、ごはん好きランナーにはたまりません。
仲間で参加するならば、北海道北見市で開催される「たんのカレーライスマラソン」が楽しそう。
4人1チームでカレーの材料となるカレールー、ニンジンとタマネギ、ジャガイモ、肉をそれぞれ走って取りに行き、それらを使ってカレーを作るという大会です。
野菜は畑から直接採るという、北の大地ならではの趣向。ゴール後に新鮮な野菜をいただくなんて、最高のごほうびです。
■大会前と後で、体重くらべ
ダイエット派ランナーは、毎年7月に神奈川県の片瀬江ノ島西浜海岸で行われる「人間塩出し昆布マラソン大会」に注目です。
この大会はタイムではなく、レース中にどれだけ体重が減ったかを競います。
受付後に体重測定をし、レース後に再び体重測定をし、一番差が大きかった人が優勝。ただし大会前に水をがぶ飲みして体重を増やそうとしたり、レース途中で給水をしなかったランナーは失格になるのだとか。真夏に開催されるということもあり、注意事項も明確です。
ロマンチックを求めるならば、毎年10月に沖縄県で行われる、「伊平屋(いへや)ムーンライトマラソン」。午前中にスタートを切る大会が多い中、こちらはフルマラソンで午後3時から、ハーフマラソンで午後5時からと、夕日を眺めながら走り、夜の光を楽しむところに特徴があります。この時間帯なら、紫外線も気にせず、熱中症になることもなさそうです。
■金曜のアフターファイブは……朝まで走る!
春夏秋冬と国立競技場で行われている「フライデーナイト・リレーマラソン」は、その名の通り金曜日のアフターファイブに行われるリレー形式のマラソンです。
当日は17:30から受付開始、19時にスタート。
3時間コースと12時間コースがあり、3時間コースは22時にフィニッシュ、12時間コースは翌朝7時にゴールとなります。
順位は、走行した周回数の多かったチーム。徹夜で走ることになるので、仮眠できるようにテントの持ち込みがOKで、国立競技場でちょっとしたキャンプ気分も味わえそう。
ちなみに今年の夏大会で優勝したのは3時間の部で37周(約52キロメートル)、12時間の部で138周(約193キロメートル)だそうです。
それにしても、金曜の夜に飲みに行く……のではなく、徹夜でマラソンとは。なんて健康・健全なテーマなのでしょう!
■気温差20度、高低差3000メートルのマラソン
ランナーの間では過酷なマラソンだと有名なのが、毎年7月に行われる「富士登山競走」。
五合目コースと山頂コースに分かれています。
山頂コースに参加するには、過去3年間の大会において、五合目までのタイムが2時間30分以内であった実績が必要です。
1948年から行われている歴史のある大会ですが、山は天候が変わりやすく、そしてなんといっても山頂とふもとの気温差が約20度、高低差約3000メートルもあるのですから、完走するのは容易ではありません。
オリジナルTシャツは、完走者のみに贈呈されます。覇者の印のこのTシャツをゲットするために、毎夏、チャレンジャーが集います。
■浴衣姿で温泉街を駆け抜ける
富山県で行われるSPAマラソンinうなづき大会(http://spamara.net/)は、温泉地なだけに参加条件が浴衣を着用することとか。4キロコースと8キロコースに分かれていて、温泉街の景観を楽しみながら駆け抜けます。
宇奈月温泉旅館協同組合によると、次回は2012年4月に開催予定とのことで、参加賞には温泉に入れる入浴券が渡される予定です。走った後に温泉に浸かって緊張した体をゆっくりとほぐす、ユニークかつヘルシーなコースです。
こうしてみると、今やマラソン大会は地域の活性化につながる大切なイベントのようです。今後もどんどんおもしろい大会が出現してほしいですね。
自分好みの大会への参加を目標にすれば、日々のジョギングがいっそうと楽しく、力が入りそうです。
(蘭景×ユンブル)
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