【コブスくんのモテ男道!】歯科医に聞く。オススメの歯磨き剤とアイテム
「値段が高い歯磨き剤は、使った感触がいい」、「口の中がすっきりしたらなんでもいい」……。歯磨き剤については、人それぞれ好みが分かれるところですが、実のところ、口の中の健康にとっては、どのような歯磨き剤がよいのでしょうか。
歯学博士で口腔(こうくう)衛生・口腔外科が専門の江上歯科院長・江上一郎先生にお話を伺いました。
■口の中を合成洗剤で洗濯していることに……
――ずばり、オススメの歯磨き剤を教えてください。
江上先生はい、合成せっけん(界面活性剤)が含まれていない歯磨き剤です。ほとんど泡立ちませんが、歯磨きをするのに、口の中を泡立てる必要はまったくありません。むしろ、泡立てると口の中に悪影響を及ぼします。
――泡立てるべきではない、ということでしょうか。
江上先生そうです。合成せっけんが含まれていると、口の中で歯磨き剤がむやみに泡立ちます。それでは、唾液(だえき)を減らしてしまうことになります。唾液(だえき)は、口の中を細菌から守って清潔に保ち、口の粘膜を保護したり、炎症をしずめたりする役割がありますが、それを合成せっけんで洗い流すことになるのです。
口が洗濯機で、口の中を合成洗剤で洗濯しているのだとイメージしてください。