【コブスくんのモテ男道!】専門医に聞く。鼻うがいの正しい方法
遠山先生鼻うがいはのどのうがいと違って、重要な注意点があります。それは、「鼻は、真水でうがいをしてはいけない」ということです。
真水で行うと、つまり、真水を鼻から入れると、「つーん」という感触がして、鼻の奥や耳の奥が激しく痛みます。シャワー中やプールで鼻から水が浸入してきたときに、そんな経験はありませんか。これは、体液と水の浸透圧が違うために起こります。
――あの、つーん、はつらいですね。そうならないようにするには、どうすればよいのでしょうか。
遠山先生人間の体液の浸透圧と同じ、0.9%の食塩水で行うようにしてください。
1リットルの水に、9グラムの食塩を溶かして作ります。薬品メーカーが洗浄液を市販していますが、値段が高いとよく言われますね。耳鼻科で処方することもあります。
■鼻から食塩水を吸って鼻か口から出す
――鼻うがいの方法は、大きく分けて2通りあると言います。
遠山先生慣れないうちは、まず、洗面器を使っての鼻うがいをお勧めします。0.9%の食塩水を作るところから始めます。具体的な方法は次のとおりです。
1.洗面器に2リットル(ペットボトル1本)程度のぬるま湯(25~30度)