【コブスくんのモテ男道!】専門医に聞く。ダイエットの都市伝説、その真偽とは!?
次から次へと耳にする健康情報にダイエット法や美容法。効果があるのかどうか、逐一自分で確認するこのごろです。
そこで、ちまたでよく言われるダイエット法の都市伝説について、その真偽のほどを、糖尿病専門医で大阪府内科医会会長・ふくだ内科クリニックの福田正博(ふくだ・まさひろ)先生にうかがいました。
■伝説1・カプサイシンはダイエットに効果がある!?
「カプサイシンダイエット」という言葉を聞きますが、効果のほどはどうなのでしょうか。
「とうがらしやキムチに含まれる辛味成分のカプサイシンは、脂肪を燃焼して、エネルギー代謝を促すので肥満予防になります。カプサイシンを含むものを食べると体が熱くなるように感じたり、汗をかくのは、エネルギー代謝が盛んになっている証しです。
またカプサイシンは、血液の粘度を下げるので、血流を促して冷え性やむくみを解消する効果もあります。
ただ、カプサイシンはあくまで薬味です。
薬味は、料理の味を引き立てつつ彩りを添え、ほかの食材の成分と調和して食欲を調整してエネルギーの代謝を促します。ですから、単独で減量効果が期待できるものではありません。
カプサイシンを含む料理だけを食べ続けるということは現実的に不可能ですし、仮にそうしたとしても刺激が強くて胃腸に悪影響を及ぼすだけでしょう」