【エンタメCOBS】サイズの大きな靴を履き続けると、足の小指が曲がる!?
足の親指が小指側に曲がって、付け根が外側に出っ張ってしまう外反母趾(ぼし)。ヒールの高い靴や、つま先のとがった靴を長時間履くことが原因で、症状に差はあれど悩んでいる女子は多いのでは?
でも今回の相談は、親指ではなく小指が変形してしまったとのこと。いったい、どういった症状なのか、女性専門クリニック「私のクリニック目白」の平田雅子院長にお聞きしました。
(以下、平田雅子先生)
「内反小趾(ないはんしょうし)」とは、足の小指が親指の方に曲がり、指の付け根が外側に出っ張ってしまう状態のこと。
親指側に起こる「外反母趾(ぼし)」に対し、小指側に起こるものを「内反小趾」と呼びます。
内反小趾になる原因を詳しく説明すると……
通常の足は、親指の付け根から小指の付け根を結ぶ「中足関節」という靱帯(じんたい)によって、アーチを描いています。
この靱帯(じんたい)を支えている筋肉が衰えると、足のアーチが崩れた「偏平足」、つまり足が地面に対して平らな状態になります。
すると足の指に力が入りにくくなるため、使われなくなった足の指の機能が退化してしまいます。
さらに、靴により指が圧迫されることで、小指が曲がって内反小趾になることがあります。