【コブスくんのモテ男道!】専門家に聞く。ぽっこりおなかを解消する「へそ力ダイエット」
そこで、同氏が男女ともにお勧めする「へそ力ダイエット」の方法をレクチャーしていただきました。
■へそ力は、体形を「形状記憶」する要(かなめ)
尾関トレーナーは、「美へそダイエット」についてこう解説します。
「美へそダイエットの基本は、へその周辺に圧をかけるということです。その力を『へそ力』や『腹圧』と呼んでいます。
シェイプアップのために古くから取り入れられてきた技術です。へそ周りに意識を集中して圧をかけると、即効的にウエストをへこませることができるでしょう。その力を応用しておなかやせを実現しようというものです」
すぐに下腹が平らになったり、ウエストが細くなったりする効果があるようですが、これを持続させる方法はあるのでしょうか。
「へそ力を高めるエクササイズがあります。継続的にエクササイズでへそ力を高めておくと、ぽっこりした下腹をすっきり見せ、さらに姿勢を正しくする効果があります。へそ力は、体形を『形状記憶』する要ともいえます。
有酸素運動ではないため、脂肪を落としたり体重を減らしたりするエクササイズではありませんが、へそ力アップを習慣化することはウエストだけでなく、姿勢を正しくし、すっきりした体形の維持にも役立つので性別や年齢に関係なく皆さんにお勧めします」(尾関トレーナー)
■へそ力強化でその後のエクササイズの質が変わる
「へそ力を鍛えるもう一つのメリットとして、その後のエクササイズの質を高めるという効果もあります。へそ力がアップすると自然と代謝がアップするので、その日の活動量が上がるなど、エクササイズの効果がてきめんに現れます。
へそ周辺に圧をかける効果は一時的に思えますが、エクササイズの下地づくりにもなります。シェイプアップがしやすくなるのです」(尾関トレーナー)
へそ力を鍛えるとウエストラインがすっきりするだけでなく、同時に全身のシェイプアップにも役立つということです。
■実践!へそ周囲、下腹、背中から鍛える
ではここで、尾関トレーナーに、「へそ力を鍛える3つのエクササイズ」を教えていただきます。
・エクササイズ1
おなかの筋肉を意識して行う「アブタッチ」
床に手をついて四つんばいになります。腰を反りすぎない、また丸めないように意識をします。
この姿勢から左手をへそ周りにあて、おなかの筋肉が少し硬くなっているのを感じたところで10秒ほどキープ。右手も同様に行い、左右で1セット×5回ほど行います。
・エクササイズ2
下腹部にダイレクトに効く「ブリッジ」
四つんばいの状態から床に両肘(ひじ)をつき、脚を伸ばします。腰を反りすぎないように持ち上げて膝(ひざ)を伸ばし、かかとを上げます。
肘(ひじ)は肩の真下に位置するように置きお尻を引き締めます。この態勢を10秒ほどキープ。
その後、脱力して床にうつぶせになって数十秒~1分ほど休憩をし、さらに5回ほど繰り返します。
・エクササイズ3
背面からへそ力を鍛える「リバースブリッジ」
床に腰を下ろして脚を前に伸ばします。お尻を床から離して上体を45度後ろに倒し、両手をついて体を支えます。
このとき、お尻を硬く引き締めて持ち上げることを意識しましょう。ただし、腰が反るほど無理をする必要はありません。
顔は正面を向き、足の指先あたりを見るようにします。顎(あご)が上がらないように注意。この状態で10秒間ほどキープし、これを5回繰り返します。
尾関トレーナーは最後に、次のアドバイスを付け加えます。
「すぐに効果が表れると、シェイプアップを持続するモチベーションにもなります。
また、デスクワーク中や通勤電車、家事の最中にでも、へそ周囲に力を入れて『へそ力をアップする』ということを意識するとさらに効果はアップするでしょう。これはいつでもどこでもできるので、ぜひ試してみてください」
確かにエクササイズの後に立ち上がると、腹部が引き締まった気が。今度、通勤電車の中でもへそ周囲に力を入れて鍛えてみようと思います。
監修:尾関紀輝氏。
株式会社Shapes(東京都渋谷区)代表取締役。AFAA認定パーソナルトレーナー。
"ダイエット・ボディメイク専門のパーソナルトレーナー"の日本における第一人者。ボディメイク指導歴は20年以上、1万人超の指導実績を持つ。『きほんのダイエット』(池田書店)、『体脂肪を落とすトレーニングプログラム』(西東社)、『一日5分で変わる体脂肪筋力トレーニング』(西東社)など著書多数。http://www.ozekitoshiaki.com/
株式会社Shapes東京都渋谷区道玄坂1-20-1-B1F TEL:03-3463-6666 http://www.shapes.co.jp/
(岩田なつき、庄司真紀/ユンブル)