【コブスくんのモテ男道!】専門医に聞く。好感度の高い「モテ声」になるには?
声は個性の一つですが、相手の声に「好感をもつ」ことはよくあります。では、ぐっとひかれる声、そう、モテ声になるポイントはあるのでしょうか。
耳鼻咽喉科専門医でとおやま耳鼻咽喉科院長の遠山祐司先生に、好感を持たれる声や発声法についてお話を伺いました。
■声肺活量、声帯、口腔の形……。複数の要素で声の個性が決まる
――個人の声を決める要素には何があるのでしょうか。
遠山先生声は肺から押し出された呼気(こき)が、声帯を通って口腔(こうくう)内で響いて出てきます。声を決める要素は複雑で、肺活量や声帯、口腔(こうくう)の形、下顎(したあご)の形、鼻からの空気の抜け方などによって変わります。
体質が千差万別なのと同様に、声の個性も、多くの要素が発声の環境をつくって生み出しています。
子どもの声帯は柔らかで声が高く、年齢を重ねるにつれて声帯の弾力性が低下し、いわゆるシワがれた声に変化していきます。
男性は変声期、つまり「声変わり」を経て声が低くなり、女性は高くなります。それに、病気や扁桃腺(へんとうせん)の手術でも声は変質します。
■男性は腹式呼吸を低い声を出すと好印象に
――男性はやや低めの声が好感を持たれると言いますが、どうしたら低めの声を出せますか。