【コブスくんのモテ男道!】温泉ソムリエが教える。泉質で温泉を選ぶ方法
温泉大国日本には、複数の泉質の温泉がわいています。肩こり・腰痛対策には、冷え性には、イライラや不安には……次の温泉旅行には、効能別の泉質に注目したワンランクアップの温泉選びに挑戦してみませんか。
元オリンピック・ショートトラックスピードスケートの選手で、現在は温泉ソムリエやウォーキングキャスターとして活躍する勅使川原郁恵(てしがわら・いくえ)さんに、温泉選びのコツについてお尋ねしました。
■温泉法による泉質分類は9種類
まず、泉質の種類について、勅使川原さんは、次のように説明します。
「現在は、昭和54年に改正された『温泉法』で、9種の泉質に分類されています。旅館の温泉の壁などに、泉質が貼(は)ってあるでしょう。その『掲示用新泉質名』ごとに、大まかな効能を知っておくと温泉選びの役に立ちます」
ではその9種の泉質と、代表的な温泉地を紹介していただきましょう。
1.単純温泉
肌触りが柔らかく刺激が少ないのが特徴で、子どもや高齢者に優しい湯と言えます。
家族で出掛けるときにお勧めできる「家族の湯」と言われます。
温泉地:下呂(げろ。岐阜県)・道後(どうご。愛媛県)・由布院(ゆふいん。大分県)