酔いがまわるのが早かったり、いつもと飲む量は変わらないのに気持ち悪くなったりしませんか?そんな時は決まって生理中……こんな経験女性なら一度はありますよね。
もともと女の子は男の子に比べてアルコール分解力が低いと言われているのだけれど、それが生理中の悪酔いとどんな関係があるのか詳しいお話を管理栄養士のみやかわゆうこ先生に聞きました。
(以下、みやかわゆうこ先生)
生理中は特に体の機能が低下するため、アルコール分解能力が鈍り、いつもより酔いやすくなるわ。
それに、女性ホルモンのエストロゲンには、アルコール代謝スピードを遅らせる働きがあるため、エストロゲン量が増える時期は、体内にアルコール分が残りやすくなってしまうの。
エストロゲンの分泌は生理後から分泌が高まり、排卵日前にピークを迎えると思われているのだけれど、もうひとつの女性ホルモンであるプロゲステロンの量と比較すると、生理中はエストロゲンの分泌量自体は減るものの、プロゲステロンの分泌量をわずかに上回っているというデータもあるの。
生理中は体の機能低下に加え、エストロゲンの影響を受けている可能性が無きにしもあらずね。
逆に、閉経後はエストロゲンが少なくなり、お酒がおいしくなったとか、好きになったという女性も多いのよ。