愛あるセレクトをしたいママのみかた

【コブスくんのモテ男道!】鍼灸(しんきゅう)師に聞く。オフィスで自分ケア「風邪に効くツボ・ベスト4」

マイナビニュース
「東洋医学では、『風の邪気』が背中の『風門』というツボから体内に入り、首の『風池(ふうち)』にたまって、次に後頭部の『風府(ふうふ)』に集まってこじらせる、と考えられています。これらは『風邪の三大特効ツボ』と言われています」と鍼灸(しんきゅう)師で太子橋鍼灸整骨院院長の丸尾啓輔(まるお・けいすけ)先生。
■「風門(ふうもん)」にカイロをはって風邪を予防

では、その「三大特効ツボ」と、丸尾先生お勧めの風邪対策ツボ1つをご紹介しましょう。

1.風門(ふうもん)

名称の通り、「風邪が侵入する門」であり、同時に、「風邪を防ぐ場所」でもあります。
風邪のひきはじめにゾクゾクとするのが、背中のこのあたりです。風邪の邪気がここを通って2番目に紹介する風池にたまると、風邪は悪化します。

風邪のひきはじめには、風門を刺激してください。

てっとり早い方法として、風門のあたりを使い捨てカイロや蒸しタオルで温める方法をお勧めします。
うちの鍼灸院のスタッフはみな、秋ごろからここにカイロを貼(は)っています。

ツボの位置:頭を前に倒したときにできる、首の後ろの最も突出する骨(7番めの頸椎・けいつい)から二つ下の骨の両側あたり。

ツボの刺激法:両方の中指で指圧します。もしくは、首の後ろあたりに手を回して、届くところにカイロを貼(は)りましょう。

2.風池(ふうち)

「池」とは「たまる」という意味。つまり、風邪の邪気がたまる場所です。頭の血行がよくなり、頭痛や頭重感、首のこり、微熱、体のだるさ、めまいなどの症状を和らげる特効ツボです。

ツボの位置:後ろ髪の生え際沿い、2本の太い筋肉の両外側から左右の耳に向かい、自分の親指の幅2本分ほど離れたところにあるくぼみ。


ツボの刺激法:手で後頭部を包み込むようにして、左右の親指で同時に押します。指圧しながら頭をゆっくりと前後すると刺激が増します。

3.風府(ふうふ)

風邪がさらに進行すると、邪気がこの風府に集まると言われています。こじらせないためには、風府で邪気を食い止めるようにします。
特に、鼻水、鼻づまりの特効ツボでもあります。

ツボの位置:頭を前に倒したときにできる、首の後ろに最も突出する骨(7番めの頸椎・けいつい)のすぐ下のくぼみ。ツボの刺激法:手で後頭部を包み込むようにして、親指で押します。指圧しながら頭をゆっくりと前後すると刺激が増します。


4.大椎(だいつい)

最後は、丸尾先生のオススメのツボです。大椎は、大きな椎骨(ついこつ)の下にあるという意味。背筋がゾクッとする、首が張る、頭が重い、扁桃腺(へんとうせん)がはれて急に熱が出た、のどが痛むときなどに効果的です。

ツボの位置:頭を前に倒したときにできる、首の後ろに最も突出する骨(7番めの頸椎・けいつい)のすぐ下のくぼみ。

ツボの刺激法:中指や人さし指でいろいろな方向に向けて指圧。また、指圧しながら頭をゆっくりと前後すると刺激が増します。

丸尾先生は、指圧の方法について、次のようにアドバイスをします。
「デスクワーク中など、ちょっとした時間にいつでもどこでも何度でも刺激してください。
ツボの位置は人によって微妙に違います。自分で違和感がある場所を探し当て、その周辺を含めてひと押し10秒~1分を繰り返し刺激すると効果的です」

「風門にカイロを貼(は)る」を試みたところ、体全体が温まり、なんだか風邪をひく気がしないから不思議です。ぜひお試しください。

監修:丸尾啓輔氏。鍼灸(しんきゅう)師。柔道整復師。太子橋鍼灸整骨院院長。
太子橋鍼灸整骨院:大阪府守口市京阪本通1-3-10TEL: 06-7176-6289地下鉄谷町線・今里線太子橋今市駅から徒歩1分http://www.taisibasi.com/

(岩田なつき/ユンブル)

提供元の記事

提供:

マイナビニュース

この記事のキーワード