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【コブスくんのモテ男道!】呼吸がうまくできないときは?

マイナビニュース
体が正常に機能し、生きていくためには、適度なストレスは必要ですが、現代は体調不良につながる刺激が多すぎてしまい、多少の体調不良も「ストレスがあるのは当たり前だから、我慢するしかない」と、あきらめがちな意見も多いです。

我慢を続けている間、もしくは、ストレスを感じている意識が無いという場合でも、体は意識とは別に緊張を起こし、未病の状態になる下地を造り続けている可能性があるのです。日常生活の中にストレスを感じる人は特に、長期間我慢せずに、心も体もリラックスをさせる時間をつくることが理想的です。

リラックスの時間をつくるべき傾向のひとつに、呼吸に注目してみるということがあります。呼吸は目覚めている時も睡眠中も、当たり前のように行われていますが、呼吸が行われる際、様々な筋肉や肋骨や背骨などの骨の動きが関与しています。

そのため、ストレスにより、心身の緊張状態が続くと、呼吸に関連する筋肉も硬くなり、呼吸の際に動くべき関節や骨の動きに制限が出てしまい、呼吸がうまくできなくなります。

呼吸がうまくできているかの目安は……

・息を吸う時に背骨が軽く反り(伸展)吐くときは元に戻る。背中の筋肉の緊張が強いと、呼吸の際に背中に違和感があることも

・息を吸うと、両肩が大きく持ち上がる

・鎖骨よりも下の胸部に両手を当て、息を吸ったときに、手を当てた部分が大きく動く

・お腹に手を当て、息を吸ったときにお腹の筋肉がほとんど動かない、または膨らまない

このような傾向がある人は、心身のリラックスが必要な状態である可能性があります。
ただ、うまく呼吸に関する筋肉を使うことができていない場合もあり、呼吸の練習をすることで、疲れたときなど手軽にリラックスをするコツをつかむことができます。

就寝前に練習をすると、入眠もしやすくなります(すでにストレスにより通院中の方、パニック障害の方は、意識的な呼吸により症状が出てしまうこともあるので、医師への相談が必要なケースもあります)

呼吸の練習方法を記しますので、ぜひやってみてください。

1.仰向けで横になり、みぞおちのあたり(胸郭(あばら骨)の下方)に手を置きます。

2.鼻からゆっくりと息を吸い込みます。手を当てた部分が、スムーズに動くようになればOK。3.右手をおヘソを覆うように、左手をおヘソよりも下の位置に置きます。

4.同様に息を吸い込み、お腹が膨らむ感覚が手に伝わるようになればOK。

5.翌日、鏡を見ながら深く呼吸をし、肩が大きく上に動いてしまうことがないかチェック。
大きく動いていなければOk。

コツコツ練習することが大切です。深い呼吸が出来るようになると、緊張しがちな時に腹式呼吸をすることで、緊張がやわらぎ体の力が適度に抜けていきます。

(文/檜垣暁子)

■著者プロフィール
檜垣暁子(ひがきあきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイド
http://allabout.co.jp/gm/gp/51/
カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。

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