総務省が平成22年4月に公表したデータによると、平成21年に居住地を移動した日本人は530万25人。人口の4.21%を占めています。移動理由として最も多かったのが「住宅事情」。住宅に関しては、約3人に1人が不満を抱えている(平成20年住生活総合調査/国土交通省)という調査結果もあり、「引っ越し」は誰にとっても遠い将来の出来事ではないかもしれません。
相場が見えづらい引っ越し料金ではありますが、国土交通省関東運輸局が紹介するモデル料金を参考にしながら、引っ越しにかかる費用について考えてみました。
※引っ越しの形態によって引越費用は異なりますので、料金については直接業者にお問い合わせください。
■引っ越し料金の決まり方
引っ越し料金は大まかに言えば、「運賃+人件費+梱包(こんぽう)費+保険料+オプション」で構成されています。
「運賃」はトラックの大きさ、台数、作業にかかる時間、輸送距離によって算出されます。
輸送距離が100キロ以内(東京から熱海あたり)の場合は時間制運賃、100キロ以上の場合は距離制運賃が適用されます。
仮に、2トントラックで100キロ以内のエリアを引っ越す場合は時間制運賃が適用され、4時間以内であれば13,550円~ 20,330円、8時間以内であれば22,750円~34,130円が運賃の目安と言われています。