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【エンタメCOBS】田舎より都会の方が花粉症になりやすい?

マイナビニュース
今年も花粉の季節が到来。でも、ビルしかない都会でも、花粉症になってしまうのはどうしてなのでしょう?

私のクリニック目白の平田雅子院長にお聞きしました。(以下、平田雅子先生)

花粉症とは、花粉によって引き起こされるアレルギー性疾患です。主な症状は「くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ」など。

ひどくなると「ぜんそく・咽頭(いんとう)炎・頭痛・不眠・消化不良・食欲不振」などの症状を引き起こすこともあります。

花粉症は本来、スギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉によるアレルギー症状。でも原因となる草木が少ない大都市に住む人の方が、花粉症になりやすい傾向があるんです。

その理由を、原因別に説明します。


■大気汚染
花粉症が発症するメカニズムは現代の医学では解明されていません。でも、花粉症の原因に大気汚染が関与するという説があります。

花粉症で症状が現れる部位は鼻、のど、目などの粘膜組織。大気汚染や乾燥した場所にいると、これらの粘膜組織が傷つき、抵抗力が低下してしまいます。

抵抗力が低下した粘膜組織には、アレルギー物質が入り込みやすいため、花粉症を引き起こすのではと考えられているのです。

■ヒートアイランド現象
ヒートアイランド現象とは、都市中心部へ近づくほど気温が高くなる現象のこと。

都市では、道路やビルなどにより地面の大部分がアスファルトやコンクリートで覆われているため、太陽の熱が蓄熱されやすくなっています。

ヒートアイランド現象により温度の高くなった空気は空高く上昇。
すると、上空に向かった空気を補うように、周辺地域から空気が流れ込んできます。

この時、都市近郊の山林から舞い上がった花粉も一緒に、都市に入り込んでしまうのです。

■コンクリート
コンクリートとアスファルトばかりの都会では、花粉が土に吸収されません。すると風により何度も舞い上がる、「再飛散」が起こります。

このように、都会でも花粉症の原因がさまざまあるのです。

花粉症になってしまったら、最近では予防のワクチンなど治療法も色々と研究されていますので、早めに専門のクリニックを受診してくださいね。

(ビューティ&ダイエット編集部)

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