【コブスくんのモテ男道!】一回り年上の相手に好感を持たれる会話力
■適度に頼り、指導を仰ぐ
――一回り年上の人には、どのように接すればいいのでしょうか。
大嶋先生社会人としてキーパーソンになるのが、一回り年上の年代の人たちです。実は同様に、その方たちも、「一回り年下の世代に対してどのように振る舞おうか」と、難しく感じていることが多いのです。
仲良くしたいがなれなれしいのは気に障る……というのが、本音とも言えるでしょう。友人のようにではなく、また過度に敬う接し方も距離感を与えます。
親しみと敬意を両立させて接することが大切です。
――具体的には、どうすればいいのでしょうか。
大嶋先生敬意を払って褒めたり、お世辞を言ったりするにしても、評価や判定をするのは避けましょう。例えば、「○○さん、プレゼンうまいですね」と善意で褒めたつもりでも、生意気だと取られかねません。
ポイントは、評価をするのではなく、「○○さんのようになりたいです」、「目標にしたいです」と、敬意を込めた褒め方をすることです。
また、「何かあればアドバイスをお願いいたします」、「報告書のまとめ方はこれでいいでしょうか」と、適度に頼る、教えてもらうようにしましょう。
そして、先輩は、一回り年下の相手に対し、先輩として後輩を指導しなければいけない、育てなければいけないという責任感を持つ人が多いはずです。その思いに素直に乗りましょう。
――ビジネスシーンから離れた雑談や飲み会の席では、どのように話せばいいでしょうか。
大嶋先生相手の趣味や共通の話題を探しましょう。
「リバイバル」というキーワードがあります。最近の映画や音楽のヒット作には、リバイバル作品も多くあります。一回り年上の人たちが初見だった映画がリバイバル上映され、今、自分たちが初見となることがあります。
そういうシーンを想定し、一回り年上の人たちが持つ趣味の映画、音楽、テレビ番組、ファッション、流行、などについて話をしつつ、知識を得させていただく、教えていただく、という姿勢で臨むと話しが弾むはずです。好感を持たれることもあるでしょう。
また、ウルトラマンや仮面ライダー、ガンダムシリーズのように、世代の枠を超えて長く親しまれてきた作品であれば、自分の知識なども織り込みながら話をふくらませることもできます。
同様に、相手の生まれ年をチェックし、大学生のころにはやったことや言葉などを調べる、勉強するなどしておくと、積極的に会話を楽しむこともできるでしょう。
――ありがとうございました。
敬意を持って接する、相手の趣味や共通点を探り、知識や情報を教えていただきながら会話を楽しむ。自然にそうできるよう、まずはアンテナをはって、一回り年上の世代が興味を持ちそうな情報の収集から始めようと思います。
監修:大嶋利佳氏。大学勤務、会社勤務、ビジネス専門学校教員を経て研修講師として起業独立。ビジネスコミュニケーション全般の研修、講演を幅広く提供している。執筆分野でも活動し、30冊以上のビジネス書籍を刊行。
最新刊は『ビジネス電話のマナー&技術』(産業能率大学)。本を書きたい人のための『出版実現講座』(通信制)も主宰している。http://www.ohshima-rika.info/
(岩田なつき/ユンブル)
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