【エンタメCOBS】あなたの首を支える機能は大丈夫?
日常生活では、大声を張り上げる機会も少ないので、こうした乗り物に乗って叫んで楽しむことはストレス発散にもなり、良いと思います。ですが、受けるご相談の中で、意外と多いのが絶叫マシンに乗った後の首の痛みや違和感です。
「絶叫マシンと首の痛み」、何が関係あるの?と思うかもしれませんが、特にジェットコースターなどの、急降下や急カーブで首に予想以上の負担をかけてしまうケースがあります。
あるいは、急カーブの時に、「あ、首が痛いかも!」と感じたとおっしゃる方もいます。首の症状は、乗っている最中・降車後・翌日の朝目覚めたら(寝違えの状態)など、いつ起こるかやその程度は様々です。
せっかくの楽しい遊園地ですので、首の状態も万全で、絶叫マシンも愉しみたいですよね。
今まで、ジェットコースターに乗っても、首が痛くならなかったという人でも、肩こりや緊張度合いによって左右されることがありますので、肩こり部分をほぐしたり、緊張を和らげたりと、乗る準備をしておくと良いでしょう。
■首を支える機能のチェック項目
1.日常的に肩こりや首の症状を感じている
2.寝不足でだるい、今日も疲労感が抜けていない
3.顔を左右に向けたり、頭をぐる~っとゆっくり回した時に、首のつっぱりを感じる
4.最近、寝違えを経験した
5.左右の肘を伸ばしたまま、肩をぐるりと回した時に、スムーズに回らない、または左右差がある。
上記項目にひとつでもあてはまった人は、首を支える機能がいまひとつである可能性があります。絶叫マシンに乗る前の緊張感も首~肩を支える部分への不安定性を招く要因となる場合があります。
ぜひ、乗る前は、背骨(首の部分)を左右の指ではさみ、軽くマッサージをしたり、頭をゆっくりと回しながら、首の筋肉をストレッチしてみましょう。並んでいる最中にもできそうですね。
(文檜垣暁子)
■著者プロフィール
檜垣 暁子(ひがき あきこ)
オールアバウト肩こり・腰痛ガイド
http://allabout.co.jp/gm/gp/51/
カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。