【エンタメCOBS】夏の旅行の予算は、6万~8万円
●夏休みの旅行費用は6万円~8万円
マイナビニュースのアンケートによると、現段階(2012年4月15日)ですでに夏休みの旅行の計画をしている人は33%。その行き先は、国内64.5%、海外35.5%でした。
ボーナスの使い道として不動の地位を誇る"旅行"。しかし、ボーナスの額によって旅行の行く先を決める人は、たった2.1%。半数以上の人は自分が行きたい場所を決めてから、予算を調整するよう。行き先あっての旅行計画と言えそうです。
さて、その予算ですが、「4万円~5万円未満」が最も多く17.3%。次いで「5万円~7万5000円未満」が13.0%、「10万円~15万円未満」が11.8%と、ややバラつきが見られました。また現地で使う費用は「2万円~3万円未満」が23.0%、「1万円~2万円未満」が22.7%、「4万円~5万円未満」が12.7%。旅費と小遣いを合わせると、夏の旅行費用は約6万円~8万円という結果になりました。
■旅費
1位4万円~5万円未満17.3%
2位5万円~7万5千円未満13.0%
3位10万円~15万円未満11.8%
■現地で使う費用
1位2万円~3万円未満23.0%
2位1万円~2万円未満22.7%
3位4万円~5万円未満12.7%
※マイナビニュース会員調べ
●他人へのおみやげも購入
現地で使う費用に注目してみると、約45%が3万円以下と回答。やや節約気味に感じられますが、他人へのおみやげを忘れているわけではなさそうです。
おみやげをあげる人を聞いたところ、「両親、兄弟」へは74.2%、「友人」へは57.6%、次いで「同僚」に53.9%、「上司」に40.0%とそれぞれ高い比率。おみやげを渡すという配慮も忘れずにいるようです。
とは言え、おみやげ代の予算は過半数が「1万円未満」と回答。限られた予算でやりくりしなければならない実情が浮き彫りなりました。
■おみやげをあげる人※複数回答
1位両親、兄弟74.2%
2位友人57.6%
3位同僚53.9%
4位上司40.0%
5位親せき13.6%
※マイナビニュース会員調べ
●旅行前に約半数の人が買うものは何?
旅行にかかるお金には、旅費や小遣い以外にも旅行に必要なグッズの購入があげられます。観光庁が2009年に行った調査では、旅行前に購入されやすい商品とそれにかけるお金が公表されています。
<国内宿泊旅行>
費目購入率購入者単価
1位菓子類45.3%2,139円
2位飲料・お酒・そのほか食料品43.0%2,580円
3位繊維製品(衣料品・帽子・ハンカチなど)15.6%11,799円
4位本・雑誌・ガイドブック・CD・文具14.9%1,479円
5位医薬品・化粧品・ハミガキ・シャンプー13.4%1,979円
<海外旅行(国内行動分)>
費目購入率購入者単価
1位本・雑誌・ガイドブック・CD・文具39.3%1,877円
2位旅行保険・クレジットカード入会金34.6%5,852円
3位菓子類33.5%1,787円
4位医薬品・化粧品・ハミガキ・シャンプー33.2%2,447円
5位繊維製品 (衣料品・帽子・ハンカチなど)29.6%12,512円
※「2009年旅行・観光消費動向調査結果」(観光庁)
ご覧のとおり、国内・海外ともに高い人気を集めているのが「菓子類」。旅行を盛り上げるものとして、一役買っているようです。
また、ランキングはされていませんが、海外旅行の特徴として、カメラ・ビデオ、電池、メモリーカードなどの「電気関連製品」を購入する率が高いほか、「旅行保険・クレジットカード入会金」をはじめ、「靴・カバン類」、「美容室・理容室」の利用(購入)者も国内より多く見受けられました。
このように旅行にかかるお金は、旅費、小遣い、さらに旅行準備にお金が必要となってきます。
旅費以外にかかるお金。これらの費用も考慮にいれつつ、予算を組んでみてはいかがでしょう。
(文/森眞奈美)
<マイナビニュース会員調べ概要>
調査期間:2012/04/12~2012/04/15
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数:1,000件 (ウェブログイン式)
執筆者プロフィール
■森眞奈美(もりまなみ)
サンダーバード国際経営大学院にて国際経営学修士号取得後、米国系再保険会社に入社。
退社後ライター業をしながら、AFPを取得。現在は「保険」「クレジットカード・電子マネー」「ライフプランニング」などマネーに関するコラムを雑誌やWebで執筆中。