【エンタメCOBS】飼い猫に咬まれた!そのままにしても大丈夫?
仕事で疲れて帰宅し、かわいいペットと触れ合うのは癒やしのひととき。しかし、飼い猫・飼い犬といえども、じゃれ合うときには少々注意が必要です。
もし、猫や犬にかまれてしまったら、そのまま放っておいてもいいのでしょうか。大した傷ではないからと、そのままにしておくと大変なことになるかもしれません。
どんな心配があるのか、私のクリニック目白の平田雅子先生に詳しくお聞きしました。
人間にもたくさんの常在菌が存在するように、猫や犬にもたくさんの常在菌が共存しています。その中には人にとって有害なものも。
かまれても免疫力が高ければ、猫が持っている菌に感染したとしても問題ないことが多いでしょう。
でも、糖尿病や慢性疾患、免疫異常疾患、悪性腫瘍(しゅよう)、アルコール中毒、脾臓(ひぞう)摘出者、高齢者、疲労時など免疫力が低下していると、菌に感染して重症化する可能性も十分考えられます。
猫や犬にかまれたり、引っかかれたりして、身体に不調を感じることがあれば、早急に医療機関で受診し、適切な治療を受けましょう。
特に近年増えてきているのが、パスツレラ症。パスツレラ菌の感染症です。
これに感染すると、早ければ数時間で負傷部分が赤く腫れ、痛みや発熱を伴います。